投資情報

投資用語「もみ合い」を徹底解説!

株式投資や為替取引の世界で頻繁に登場する「もみ合い」。チャートを見ていると、この言葉を見聞きすることが多いのではないでしょうか?今回は、初心者の方にも分かりやすく「もみ合い」について解説していきます。「もみ合い」とは、株価や為替レートが一定の狭い範囲内で上がったり下がったりを繰り返す状態を指します。まるで、力士たちが土俵中央で、一進一退の攻防を繰り広げているようなイメージです。この時、明確な上昇トレンドや下降トレンドは見られず、方向感が欠如しているのが特徴です。
債券投資

投資の基礎: MBS(抵当証券)とは?

MBSは、住宅ローンを担保に発行される証券です。仕組みを簡単に説明すると、まず、銀行などの金融機関が住宅ローンを提供します。そして、複数の住宅ローンをまとめて証券化し、それを投資家に販売します。この証券化されたものがMBSです。投資家はMBSを購入することで、定期的に利息を受け取ることができます。この利息は、元となる住宅ローンの返済金から支払われます。MBSは、比較的リスクが低い投資先として知られていますが、金利変動などの影響を受ける可能性もあります。
投資情報

将来設計の基礎知識!確定給付企業年金とは?

確定給付企業年金とは、会社が従業員の退職後に向けて準備しておく年金制度の一つです。将来受け取れる年金額が給与や勤続年数によってあらかじめ決まっているのが特徴です。 つまり、老後の生活資金を会社が積み立て、従業員に代わって運用してくれるというものです。給付額は運用状況に関わらず、事前に決められた計算方法に基づいて支給されるため、安心して老後を迎えるための備えとして機能します。
FX投資

FX初心者のためのロスカット入門

FX取引において「ロスカット」という言葉を耳にしたことはありますか? FX初心者の方は、この「ロスカット」について、なんとなく怖い、損失に繋がるイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、ロスカットは損失を拡大させないための、重要な安全装置なのです。 ロスカットとは、設定した一定の損失額に達した際に、自動的に取引を 청산するシステムのことです。例えば、1ドル100円で1万ドル買ったと場合、損失が10万円に達したら自動的に決済するようロスカットを設定したとします。もし、その後ドル円が予想に反して下落し、1ドル90円になってしまった場合、損失は10万円に達し、ロスカットが実行されます。このように、ロスカットは損失を限定し、口座残高を保護してくれる役割を果たします。FX取引を行う上で、ロスカットの仕組みを理解しておくことは非常に重要です。
株式投資

初心者向け:一般信用取引とは?

一般信用取引とは、証券会社から資金や株を借りて、株式投資を行うことです。証券会社から資金を借りて株式投資を行うことを「信用買い」、証券会社から株を借りて売却することを「信用売り」と言います。信用取引では、自己資金の範囲を超えた金額で売買を行うことができるため、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。しかし、その反面、損失も大きくなる可能性があるため注意が必要です。
投資情報

投資の世界のNPBって?

投資の世界で「NPB」と聞いても、野球ファンでない限り首をかしげるかもしれません。確かに、プロ野球の「Nippon Professional Baseball」を思い浮かべる方が一般的でしょう。しかし、投資の世界にも重要な「NPB」が存在します。それは、「Net Profit Before」の略称で、企業の純利益から特定の費用項目を除く前の利益を指します。なぜこのNPBが重要なのでしょうか?それは、企業の本来の収益力をより正確に把握するためです。NPBを用いることで、M&Aや事業譲渡などの一時的な要因で変動する利益ではなく、本業でどれだけ安定して稼ぐ力があるのかを分析することができます。投資判断において、NPBは非常に重要な指標の一つと言えるでしょう。
投資情報

投資の必須知識!HVって何?

HVとは、ヒストリカル・ボラティリティ(Historical Volatility)の略で、過去の価格変動に基づいて将来の価格変動性を予測する指標です。株式や投資信託などの金融商品の値動きリスクを測るために用いられます。具体的には、一定期間(例えば過去1年間や3年間など)の株価データから、どれくらい価格が上下に変動したのかを標準偏差として算出します。HVの値が大きいほど価格変動が激しく、リスクが高いと判断できます。逆に、HVの値が小さいほど価格変動が小さく、リスクが低いと判断できます。HVは過去のデータに基づいて計算されるため、将来の価格変動を完全に予測できるわけではありません。しかし、投資対象のリスクを把握する上では重要な指標となります。HVを用いることで、投資家はより適切なリスク管理を行うことができます。
FX投資

投資用語「アウトライト」をわかりやすく解説!

「アウトライト」とは、金融商品を、他の金融商品や取引と組み合わせずに単独で購入または売却することを指します。例えば、株式投資の場合、アウトライトで行う取引は「現物取引」と呼ばれます。これは、信用取引のように他の取引や商品と組み合わせず、純粋に証券会社に預けた資金の範囲内で株式を売買する取引だからです。アウトライトの対義語は「スプレッド取引」です。スプレッド取引は、異なる二つの金融商品を同時に売買する取引のこと。例えば、ある株式を売ると同時に、別の株式を買うといった取引が挙げられます。アウトライトは、金融商品をシンプルに売買したい場合に適した取引方法と言えるでしょう。
株式投資

投資の基礎知識: 比例配分を理解する

比例配分とは、投資の世界において非常に重要な概念です。簡単に言うと、これは自分の資産を複数の投資対象に分散して配分することを指します。卵を一つの籠に入れるな、という格言がありますが、まさにそれと同じように、リスクを分散するために、一つの投資対象に全てを賭けるのではなく、複数の資産にバランス良く投資をするという考え方です。
債券投資

MSCB入門:転換価格修正でリスク軽減?

MSCBは「Moving Strike Convertible Bond」の略称で、日本語では「移転価格修正条項付転換社債」と呼ばれています。社債の一種であるため、投資家にとっては満期償還時に元本が保証されるという安心感があります。一方で、発行企業の株価が上昇した場合には、株式へ転換することで値上がり益を享受できるというメリットも兼ね備えています。MSCBと一般的な転換社債との最大の違いは、あらかじめ定められた条件に基づいて転換価格が修正される点にあります。この修正条項によって、投資家は株価の下落局面においても、一定のリスクヘッジを行うことが可能となります。
投資情報

投資判断の羅針盤:フィッチ・レーティングスとは

世界経済が複雑化する中、投資判断はますます難解になっています。株式、債券、不動産など、選択肢は多岐に渡り、それぞれにリスクとリターンが存在します。このような状況下で、投資家にとって重要な羅針盤となるのが「信用格付け」です。フィッチ・レーティングスは、ムーディーズ、S&Pグローバル・レーティングと並ぶ、世界三大格付け機関の一つです。企業や政府が発行する債券などの「債務償還能力」を評価し、アルファベットで表す記号を用いて格付けを行います。具体的には、AAA(トリプルエー)やAA+(ダブルエープラス)などの高い格付けは、債務不履行のリスクが低いことを示唆し、投資家にとっての安心材料となります。フィッチ・レーティングスの格付けは、単なる記号ではなく、膨大なデータと分析に基づいた客観的な評価です。企業の財務状況や事業の将来性、さらには国や地域のマクロ経済状況まで、多岐にわたる要素を考慮に入れて、総合的に判断しています。そのため、世界中の機関投資家や個人投資家から信頼を得ており、投資判断において重要な役割を担っています。
投資情報

定額購入法で賢く投資を始めよう

投資と聞くと、どうしても「難しそう」「損をするのが怖い」といったイメージが先行してしまう方も多いのではないでしょうか?そんな投資初心者の方でも、コツコツと無理なく資産形成ができる方法として注目されているのが「定額購入法」です。定額購入法とは、毎月決まった日に、決まった金額で投資信託などの金融商品を、自動的に購入していく投資方法です。例えば、毎月1万円ずつ投資信託を購入していく場合、価格が上昇している時は口数が少なく、下落している時は口数が多くなります。価格変動のある金融商品を、常に一定の金額で購入し続けることで、購入単価が平均化されるため、高値掴みリスクを抑えながら、長期的な資産形成を目指すことができる点が、大きなメリットと言えるでしょう。
投資情報

老後資金設計のカギ?基準標準給与額を解説

老後資金の準備は、将来の不安を減らすための重要なステップです。しかし、いざ老後の生活費を計算しようと思っても、年金がいくらもらえるのか、どれくらい貯蓄が必要なのか、見当がつかない方も多いのではないでしょうか?そんな時に役立つのが「基準標準給与額」です。老後資金設計において、基準標準給与額は重要な役割を果たします。この章では、基準標準給与額の概要と、老後資金設計におけるその重要性について詳しく解説していきます。
投資情報

投資の基礎知識:コスト効果を理解する

「コスト効果」とは、かけた費用に対して得られる効果の度合いを指します。投資の世界では、より少ない費用で、より大きなリターンを目指せるかが重要になります。同じリターンを目指すなら、かかる費用は低い方が良い、という考え方です。投資信託を選ぶ際などに、「手数料」や「信託報酬」といったコストは必ず発生しますが、コスト効果を意識することで、最終的な利益を大きく左右する可能性があります。
投資情報

投資用語解説:未償却過去勤務債務残高とは?

企業年金制度において、従業員が将来受け取る年金給付権のうち、過去に勤務した期間に対応する部分を過去勤務債務と言います。 この過去勤務債務のうち、将来の割引計算や年金資産の運用状況などを考慮して、現時点で企業が負担すべき金額が未償却過去勤務債務残高です。簡単に言うと、従業員が過去に働いた分に対して、将来支払うべき年金のうち、まだ支払われていない金額と考えてよいでしょう。
投資情報

投資の基礎知識:信用リスクとは?

信用リスクとは、投資先がお金を借りたにもかかわらず、約束通りに返済されなくなるリスクのことを言います。例えば、あなたが企業に投資した場合、その企業が倒産してしまったら、投資したお金は戻ってこない可能性があります。これが信用リスクです。信用リスクは、債券、社債、貸付など、お金を貸し出す形の投資に必ずついて回ります。株式投資の場合でも、企業の業績が悪化すれば株価が下落し、投資したお金が減ってしまう可能性があります。信用リスクを評価する際には、格付け機関による格付けや、企業の財務状況などが参考になります。これらの情報を参考に、投資する際には信用リスクを十分に検討することが重要です。
投資情報

DCFで未来予測!企業価値を見抜く

DCF法を理解する上でまず押さえておくべきは、「お金の価値は時間と共に変化する」という概念です。例えば、あなたが1年後にもらえる100万円と、今日もらえる100万円、どちらの方が嬉しいでしょうか?多くの人は、今日もらえる100万円の方が嬉しいと感じるはずです。なぜなら、今日もらった100万円はすぐに使うこともできますし、投資に回して1年後には100万円以上の価値になっている可能性もあるからです。このように、同じ金額のお金でも、受け取るタイミングによってその価値は変わってきます。 DCF法では、将来に発生するお金を「割引率」を使って現在の価値に変換することで、企業の価値をより正確に評価しようとします。
投資情報

投資の時間価値を理解する

投資において「時間価値」は非常に重要な概念です。これは、今持っているお金は、将来同じ金額を受け取るよりも価値が高いという考え方です。例えば、あなたが今100万円持っていたとします。これを銀行に預ければ、1年後には利息が付いて101万円になるかもしれません。つまり、今の100万円は、1年後の101万円と同じ価値を持つと言えるのです。これは投資にも当てはまります。投資は、今お金を使うことで、将来より多くのお金を得ることを目指す行為です。時間価値を理解することで、投資の判断やリスクとリターンのバランスを考える上で、より適切な判断ができるようになります。
投資情報

投資初心者のためのチャート入門

「チャート」とは、株価や為替などの金融商品の価格の動きをグラフで表したものです。横軸に時間を、縦軸に価格をとることで、視覚的に価格変動を捉えることができます。投資においてチャートは、過去の値動きから現在の相場状況を判断したり、将来の価格変動を予測したりするために欠かせないツールと言えるでしょう。チャートを見ることで、例えばある銘柄が「上昇トレンド」にあるのか、「下降トレンド」にあるのかを把握することができます。また、過去の値動きから「 support line(サポートライン) 」や「 resistance line (レジスタンスライン)」といった、価格が反発しやすいポイントを推測することも可能です。初心者のうちは、チャートの見方が難しく感じるかもしれません。しかし、様々な種類や分析方法を学ぶことで、チャートは強力な投資判断材料となります。次のセクションから、具体的なチャートの見方について解説して行くので、ご安心ください。
投資情報

投資の基本!基準価格ってなに?

投資信託やETFなどの投資商品を購入する際に、必ず目にする「基準価格」。これは、その投資商品の1口あたりの価格を表す重要な指標です。毎日計算され、新聞や証券会社のウェブサイトなどで確認することができます。しかし、株式投資のようにリアルタイムに変動する価格とは異なり、基準価格は1日に1回だけ発表されます。このため、基準価格を正しく理解することは、投資判断を行う上で非常に重要になります。
投資情報

知られざる金融立国への試み:東京オフショア市場とは?

1980年代後半、日本はバブル景気に沸き、世界第二位の経済大国としてその存在感を増していました。しかし、当時の金融の中心地は依然としてニューヨークやロンドンであり、日本は「資金の供給地」としての役割に留まっていたのです。そこで、日本経済の更なる発展、そして国際的な金融市場における日本のプレゼンス向上を目指し、金融ビッグバンと並ぶ重要施策として浮上したのが「東京オフショア市場」構想でした。これは、東京に海外からの投資を呼び込み、国際的な金融取引の拠点とすることを目指した、極めて野心的な計画でした。
株式投資

意外と知らない?大株主の影響力と重要性

企業の所有と経営に深く関わる「大株主」。企業の未来を左右する可能性も秘めた彼らの存在は、投資家であればこそ、しっかりと理解しておく必要があります。では、具体的にどれだけの株式を保有していれば「大株主」と呼ばれるのでしょうか?一般的に、大株主は株式保有比率によって、いくつかの区分に分けられます。* 【筆頭株主】 会社法で定義される「筆頭株主」は、その名の通り、最も多くの株式を保有する株主のことを指します。* 【5%ルール適用】 上場企業の場合、発行済み株式総数の5%を超える株式を保有する株主は「大量保有報告書」の提出が義務付けられます。 これは、一定以上の影響力を持つ株主の動向を明らかにし、市場の透明性を確保するための制度です。* 【10%以上】 一般的に、発行済み株式総数の10%以上の株式を保有する株主は「主要株主」とみなされます。主要株主は、株主総会において、重要な議案に対して強い発言力を持つようになります。このように、大株主と一口に言っても、その保有比率によって影響力は大きく異なります。
投資情報

公定歩合政策:金利操作の仕組み

公定歩合とは、日本銀行が民間銀行に対して資金を貸し出す際の金利のことです。銀行は、日々顧客から預金を受け入れる一方で、企業への融資などを行っています。預金の額に対して、融資などのために十分な資金を確保できない場合、銀行は日本銀行からお金を借り入れることがあります。このとき適用される金利が公定歩合です。 公定歩合は、政策金利の一つとされており、日本銀行が金融政策を行う上で重要な役割を担っています。
債券投資

国内CPで始める投資: 優良企業を支える手軽な一歩

「CP」とは、Commercial Paperの略称で、日本語では「短期社債」と呼ばれています。 企業が資金調達のために発行する債券の一種ですが、発行期間が1年未満と短期間なのが特徴です。国内CPとは、日本の企業が発行するCPのことを指します。一般的に、債券は株式よりもリスクが低い投資先とされています。中でもCPは、高い信用力を持つ大企業が発行元となることが多く、比較的安全性が高いため、投資初心者の方でも始めやすい投資と言えるでしょう。