TOBとは?投資初心者にもわかりやすく解説
- TOBの定義と目的
TOBとは、「株式公開買付け」の略称で、特定の企業の株を、市場を通さずに、株主から直接買い取ることを指します。
企業が成長するためには、資金調達や事業提携など、様々な戦略が必要となります。TOBは、これらの目的を達成するための有効な手段の一つとして用いられます。
例えば、
* 他の企業を買収したい
* 経営権を取得したい
* 少数株主との関係を整理したい
といった場合に、TOBが実施されます。
TOBでは、買収を希望する企業(買付者)が、買い取りたい株数と価格を提示します。株主は、提示された条件を見て、自分の意思で株式を売却するかどうかを判断します。
つまり、TOBは企業と株主間の合意に基づいて行われる取引と言えるでしょう。