投資の落とし穴?情報の非対称性とは
「情報の非対称性」とは、取引の当事者間で、商品の品質や企業の業績などの重要な情報について、保有量に差がある状態を指します。
例えば、中古車市場を考えてみましょう。車を売る側は、その車の修理歴やエンジンの状態など、詳細な情報を持っています。しかし、車を買う側は、見た目や走行距離など、限られた情報しか得ることができません。
このように、売る側が買う側よりも多くの情報を持っている場合、情報の非対称性が生じます。
投資の世界においても、企業の内部情報や市場の動向など、一部の投資家だけがアクセスできる情報が存在します。
情報の非対称性は、情報が少ない側にとって不利な取引、ひいては不公平な市場を生み出す可能性があります。