投資情報

知って得する!投資のキーワード「耐久財」

耐久財とは、読んで字のごとく「耐久性に優れた財」のことです。 一般的には、3年以上使用することを想定して作られた製品を指します。 例えば、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品、自動車や家具などが代表的な耐久財です。 一方、食品や消耗品のように、一度購入したら短期間で使い切ってしまう製品は「非耐久財」と呼ばれます。
投資情報

投資指標IVって?予想変動率を読み解く

「予想変動率(IV Implied Volatility)」とは、オプション価格から算出される、将来の価格変動幅の予想値のことです。株式投資に慣れ親しんでいる方でも、聞き馴染みのない言葉かもしれません。しかし、投資の世界において、将来の値動きを予測することは非常に重要です。IVはその予測材料の一つとして、多くの投資家に活用されています。 IVは「恐怖指数」と呼ばれることもあります。なぜなら、IVは将来の価格変動に対する投資家の期待や不安を反映するからです。例えば、ある銘柄のIVが上昇している場合、それは投資家がその銘柄の価格が大きく変動すると予想している、つまり、将来に対して不安視していることを意味します。反対に、IVが低下している場合は、投資家がその銘柄の価格が安定すると予想している、つまり、将来に対して楽観視していることを意味します。 IVはオプション取引を行う上で非常に重要な指標ですが、株式投資など、他の投資判断材料の一つとしても活用することができます。この章では、IVの基本的な知識から、実際の活用方法までを具体的に解説していきます。
投資情報

簿価評価とは?投資判断での注意点も解説

簿価評価とは、企業の財務諸表に記載されている資産や負債の価値を評価する方法です。 貸借対照表(B/S)に計上されている金額をもとに評価を行うため、取得原価主義とも呼ばれます。 具体的には、資産は取得原価から減価償却費などを差し引いた金額で、負債は返済すべき元本で評価されます。 簿価評価は、客観的なデータに基づいているため、理解しやすく、企業の財務状況を把握する上での基礎となります。
投資情報

投資成績を測る!ベンチマーク比較の基礎

投資の世界では、自分の投資成績が良いのか悪いのか、客観的に判断することが重要です。しかし、ただ数字を見るだけでは、それが市場全体の動向と比べてどうなのか、判断が難しい場合があります。そこで役に立つのが「ベンチマーク比較」です。 ベンチマーク比較とは、自分の投資成績を、市場平均や同種の投資対象の成績と比較することを指します。例えるなら、100点満点のテストで自分が80点を取ったとします。この点数だけを見ても、それが良い成績なのか判断するのは難しいですよね。しかし、クラスの平均点が60点だとしたら、80点はかなり良い成績だと判断できます。投資の世界でもこれと同じように、ベンチマークと比較することで、自分の投資成績を客観的に評価することができるのです。
債券投資

外貨建て外債で資産運用!基礎知識と投資メリット

外貨建て外債とは、海外の企業や政府などが発行する債券のうち、円ではなく外貨で発行されているものを指します。 債券は、発行体からお金を借りたという証明書のようなものです。 投資家は債券を購入することで発行体にお金を貸し、その代わりに利息を受け取ったり、満期日に額面金額を受け取ったりすることができます。 外貨建て外債の場合、利息の支払いも元本の償還も外貨建てで行われます。 例えば、アメリカ企業が発行したドル建て債券に投資した場合、利息はドルで受け取ることになり、満期日には償還された元本もドルで受け取ることになります。
投資情報

年金運用の要!運用指針を徹底解説

「老後の生活資金は年金で確保する」。誰もがそう考えるからこそ、年金制度は私たちの生活にとって非常に重要なものとなっています。そして、その大切な年金を将来にわたって安定的に給付するために欠かせないのが「年金積立金の運用」です。 この年金積立金の運用を行う上で、いわば羅針盤の役割を果たすのが「運用指針」です。年金積立金は、国民から預かった大切な財産です。そのため、長期的な視点に立ち、リスクとリターンのバランスを適切に保ちながら、安全かつ効率的な運用を行う必要があります。この運用目標や、リスク管理、資産配分などの基本的な考え方をまとめたものが「運用指針」なのです。
投資情報

投資の落とし穴!?契約締結前交付書面の重要性

投資の魅力的な話につい心が傾いてしまう一方で、リスクの説明を十分に受けずに契約してしまい、後から後悔するケースは少なくありません。 実は、金融商品への投資を勧誘する際には、金融機関は投資家に対して、商品内容やリスクなどを記した「契約締結前交付書面」を交付することが法律で義務付けられています。 この書面は、投資家を守るための重要な役割を担っており、投資判断を行う上で欠かせない情報が網羅されています。
投資情報

投資の基礎知識:財政計算を理解しよう

財政計算とは、国や地方公共団体がお金の出入りを管理し、計画的に運営していくための計算方法です。 家計簿をイメージするとわかりやすいかもしれません。収入と支出を把握し、どのようにお金を使うのか、どのように収入を増やしていくのかを考えるために、欠かせないものです。 投資の世界においても、財政計算は重要な役割を果たします。企業の財務諸表を分析する際、財政計算の知識があると、その企業の財務状態や収益力をより深く理解することができます。そして、将来性やリスクを見極め、適切な投資判断を行うために役立ちます。
投資情報

年金運用を支える「共同運用事業」とは?

日本の公的年金制度は、現役世代の保険料を、高齢者や障害者など年金が必要な世代に給付する「賦課方式」が採用されています。しかし、少子高齢化の進展により、保険料収入だけでは将来の年金給付を賄いきれなくなることが懸念されています。 そこで、将来に備えて年金積立金を効率的に運用し、積立金の規模を拡大していくことが重要となっています。この年金積立金の運用において、重要な役割を担っているのが「共同運用事業」です。
投資情報

投資用語解説:市場メカニズムと同義語

市場メカニズムとは、一言で言えば、「需要と供給」の関係によって価格が決まる仕組みのことです。 もう少し詳しく説明すると、市場に参加するたくさんの買い手と売り手の行動によって、モノやサービスの価格が決定していくプロセス全体を指します。 例えば、ある商品を欲しい人が多く需要が高い場合は、価格は上昇します。反対に、供給が需要を上回る場合は、価格は下落します。 このように、市場メカニズムは、買い手と売り手のバランスによって価格が調整されていく、まさに市場経済の根幹となる仕組みと言えるでしょう。
投資情報

投資の基礎知識:「合理的行動」とは?

投資の世界で頻繁に耳にする「合理的行動」という言葉。これは一体、何を意味するのでしょうか? 「合理的行動」とは、端的に言えば、それぞれの経済主体が自身の利益を最大化するために、最適な選択肢を選ぶ行動を指します。例えば、投資においては、限られた資金で最大の利益を得るために、リスクとリターンを比較検討し、最も有利な投資先を選択することが「合理的行動」と言えるでしょう。
投資情報

整理回収機構って結局何?: 不良債権処理のプロ集団

銀行などの金融機関は、企業にお金を貸し出すことで経済を支えています。しかし、貸したお金が返ってこなくなる、いわゆる『不良債権』が発生することがあります。不良債権が膨らみすぎると、金融機関の経営を圧迫し、最悪の場合、倒産に追い込まれることも。そうなれば、企業への融資が滞り、経済全体に大きな影響が及んでしまいます。そこで登場するのが、整理回収機構(RCC)です。RCCは、1998年の金融危機を教訓に、不良債権を処理し、金融システムの安定を図るために設立されました。 RCCは、経営が悪化した金融機関から不良債権を買い取り、専門家集団としてのノウハウを駆使して、債務者の再建支援や債権の回収を行います。いわば、金融システムを守る『最後の砦』として、経済の安定に大きく貢献しているのです。
投資情報

投資の鍵!サービサーとは?

サービサーとは、貸金業者などから債権を買い取り、債務者に対して債権の回収を行う専門業者のことです。 銀行やクレジットカード会社などから、貸し倒れ処理されたり、回収が困難になった債権を買い取り、法的な手続きや交渉を通じて回収を行います。 サービサーは、債権回収のプロフェッショナルとして、債務状況に合わせた柔軟な対応を行うことが求められます。
投資情報

投資用語「呼値」入門:仕組みと重要性を解説

投資の世界では、様々な専門用語が登場します。その中でも、「呼値(よびね)」は売買注文を出す際に非常に重要な役割を果たします。しかし、投資初心者の方にとっては、「呼値」という言葉自体、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか? この章では、「呼値」の意味や仕組みについて、具体例を交えながらわかりやすく解説していきます。株式投資や投資信託など、あらゆる投資に共通する基礎知識ですので、ぜひこの機会に「呼値」について理解を深めていきましょう。
債券投資

債券価格と金利の意外な関係

債券投資を検討する際、「金利」は必ず意識する要素の一つでしょう。しかし、債券投資においては、金利だけでなく「価格」も同様に重要な要素となります。というのも、一見無関係に思えるこの二つは、実は密接に関係しているからです。 具体的には、金利が上昇すると債券価格は下落し、逆に金利が下落すると債券価格は上昇するという、「シーソー」のような関係にあります。なぜこのような関係になるのでしょうか? これを理解するためには、まず債券とは何かを理解する必要があります。
投資情報

投資の基礎知識: 経済通貨同盟(EMU)とは?

経済通貨同盟(EMU)とは、複数の国で単一通貨を導入し、共通の金融政策を実施する経済統合の形態です。 通貨発行や金融政策に関する権限を、加盟国が共通の中央銀行(ユーロ圏の場合は欧州中央銀行)に委譲することで、域内における経済の安定と統合を深めることを目的としています。 EMUに参加する国々は、単一通貨の導入や金融政策の統一に加えて、財政政策についても一定の協調が求められます。これは、過度な財政赤字などが単一通貨の安定や他の加盟国経済に悪影響を及ぼすことを防ぐためです。 EMUは、ヨーロッパにおける統合の進展とともに発展してきた概念であり、現在ではユーロ圏がその代表例となっています。
投資情報

投資と切っても切れない「対数正規分布」とは?

投資の世界でよく耳にする「正規分布」。平均値を中心に左右対称に広がる、あの釣鐘型のグラフを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?しかし、投資のリスクやリターンをより正確に表すためには、「対数正規分布」と呼ばれる少し変わった分布を使うことが一般的です。 では、この「対数正規分布」とは一体どんなものなのでしょうか?
投資情報

為替介入とは?日銀の「平衡操作」を解説

世界経済の巨大な歯車ともいえる為替市場。日々変動する為替レートは、貿易や投資など、私たちの生活にも大きな影響を与えています。そして、この為替市場の動きを左右する力の一つが、「為替介入」です。為替介入とは、中央銀行が自国通貨の価値を調整するために行う市場操作のこと。まるで「見えない手」が為替相場を操っているかのようです。 具体的には、中央銀行が市場で自国通貨や外貨を売買することで為替レートを意図的に変動させます。例えば、円高を抑制したい場合は市場に円を売ってドルを買うことで円安に誘導します。逆に、円安を抑制したい場合は市場でドルを売って円を買うことで円高に誘導します。 為替介入は、その規模やタイミング、公表の有無などによって市場に与えるインパクトが大きく異なります。そのため、各国の中央銀行は、市場の状況を慎重に見極めながら、為替介入の実施を判断しています。
投資情報

投資初心者のための「加入年齢方式」入門

「加入年齢方式」とは、生命保険の保険料の決まり方の一つです。生命保険には、加入年齢方式の他に「 attained age 方式」と呼ばれるものがあります。 加入年齢方式の場合、保険料は契約時の年齢で決まり、その後は保険期間中ずっと変わりません。例えば、30歳の時に加入した場合、その後40歳、50歳になっても、保険料は30歳当時と同じ金額です。 一方、「attained age 方式」では、年齢を重ねるごとに保険料が上がっていきます。これは、年齢を重ねるほど病気や死亡のリスクが高くなるためです。 どちらの方式にもメリット・デメリットがありますので、後ほど詳しく解説していきます。
投資情報

投資の鍵は統合報告書!?企業の未来を読み解く

- 統合報告書とは?従来の財務諸表との違い 投資をする際、企業の財務状況を把握するために、多くの人は財務諸表をチェックします。しかし近年、従来の財務諸表に加えて、企業の価値をより包括的に示す「統合報告書」に注目が集まっています。 従来の財務諸表は、企業の過去の財務パフォーマンスを数値で示すことに重点が置かれていました。一方、統合報告書は、財務情報に加えて、企業の戦略、ガバナンス、社会との関係性など、非財務情報も開示します。 つまり、統合報告書を読むことで、財務諸表だけではわからない、企業の長期的なビジョンや成長可能性、リスクへの対応力などを多角的に評価できるようになります。
投資情報

確定拠出年金: 知っておきたい「レコードキーパー」の役割

確定拠出年金を始めるにあたって、必ず耳にすることになる「レコードキーパー」。これは、加入者の年金資産の管理や運用に関する記録を保管し、様々な情報を提供してくれる機関のことです。具体的には、加入者一人ひとりの口座を開設し、運用商品の管理や年金資産残高の計算、運用指図の受付などを行います。いわば、確定拠出年金制度における「記録係」といえるでしょう。
投資情報

オフショア投資入門:仕組みとメリット・デメリット

「オフショア」という言葉は、近年投資の世界で頻繁に耳にするようになりました。オフショアとは、「海外」を意味する言葉です。では、投資の世界において「オフショア」とは具体的にどのような意味を持つのでしょうか? 簡単に言えば、オフショア投資とは、自分の住む国以外に投資をすることを指します。例えば、日本に住む人が、アメリカの株式や債券、香港の投資信託などに投資をする場合、それはオフショア投資と呼ばれるのです。
株式投資

制度信用取引入門:仕組みとメリット・デメリット

制度信用取引とは、証券会社から資金や株を借りて売買を行う取引のことです。 通常の株式売買とは異なり、レバレッジをかけることで、少ない自己資金で大きな利益を狙うことができます。 例えば、100万円の資金で2倍のレバレッジをかけた場合、200万円分の株式売買が可能になります。 制度信用取引は、「買い」の場合を「信用買い」、「売り」の場合を「信用売り」と呼びます。 信用買いは、将来の株価上昇を見込んで証券会社から資金を借りて株を購入し、値上がりした際に売却して利益を狙う取引です。一方、信用売りは、将来の株価下落を見込んで証券会社から株を借りて売却し、値下がりした際に買い戻して利益を狙う取引です。
投資情報

投資用語「ERP」ってなに?

投資の世界で「ERP」と聞いて、何を思い浮かびますか?もしかしたら、企業資源計画(Enterprise Resources Planning)を指す「ERP」を思い浮かべた方もいるかもしれません。しかし、投資の世界における「ERP」は全く異なる意味で使われます。ここでは、投資における「ERP」の意味とその重要性について解説していきます。