投資情報 オフショア投資入門:仕組みとメリット・デメリット 「オフショア」という言葉は、近年投資の世界で頻繁に耳にするようになりました。オフショアとは、「海外」を意味する言葉です。では、投資の世界において「オフショア」とは具体的にどのような意味を持つのでしょうか?簡単に言えば、オフショア投資とは、自分の住む国以外に投資をすることを指します。例えば、日本に住む人が、アメリカの株式や債券、香港の投資信託などに投資をする場合、それはオフショア投資と呼ばれるのです。 2024.06.13 投資情報
債券投資 100万円から始める?個人向け社債とは 個人向け社債とは、企業が資金調達のために個人投資家向けに発行する社債のことです。株式投資のように企業の成長に投資するのではなく、企業にお金を貸して、その利息を受け取るという仕組みです。一般的に、銀行預金よりも高い利息が期待できる一方、元本が保証されているわけではなく、企業が倒産してしまうと投資したお金が戻ってこないリスクも存在します。 2024.06.13 債券投資
投資情報 国の財布の中身: 歳出って何? 私たちが日々生活する中で、道路や橋、学校、公園など、様々な公共サービスを利用しますよね。では、これらの公共サービスを提供するために必要な費用はどこから来ているのでしょうか? その答えは、国の予算、つまり「歳出」です。歳出とは、国が国民のために、そして国の発展のために使うお金のことです。国の財布から出ていくお金、と考えるとイメージしやすいでしょう。例えば、毎朝通学に使う道路の整備費用や、学校の先生のお給料、図書館で借りる本の購入費用なども、すべて国の歳出によって賄われています。 つまり、歳出は私たちの生活を支え、より豊かにするために欠かせないものなのです。 2024.06.12 投資情報
株式投資 国内公募の引受等:基礎知識と投資判断への活用 企業が資金調達を行う方法の一つに、株式や債券を発行して投資家に取得してもらう方法があります。この方法の中でも、特に国内の不特定多数の投資家を対象に証券を発行して資金調達を行う方法を「国内公募」と言います。そして、「国内公募の引受等」とは、発行会社である企業に代わり、証券会社が投資家に証券を販売する役割を担うことを指します。具体的には、証券会社は、発行会社の事業内容や財務状況、発行する証券の内容などを投資家に説明し、投資家に証券を購入するよう勧めます。この「引受等」には、大きく分けて「引受」と「売出」の2つの種類があります。「引受」とは、証券会社が発行会社との間で、発行する証券の全てまたは一部をあらかじめ買い取ることを約束した上で、投資家に販売する方法です。一方、「売出」とは、証券会社が発行会社との間で、証券の販売を代理することを約束し、投資家に販売する方法です。このように、「国内公募の引受等」は、企業が資金調達を行う上で重要な役割を果たすとともに、投資家にとっても、新規公開株など魅力的な投資機会となりうるものです。 2024.06.14 株式投資
投資情報 企業年金: 知っておきたい「補足掛金」とは? 老後の生活資金を準備する方法として、企業年金は重要な役割を担っています。その中でも、「補足掛金」は、従業員にとってより充実した老後を実現するための有効な手段となりえます。しかし、補足掛金制度は、企業によって導入状況や内容が異なり、複雑な側面もあるため、十分に理解しておく必要があります。この章では、補足掛金の基礎知識について詳しく解説していきます。 2024.06.13 投資情報
投資情報 投資の世界の「ダン」とは?取り消せないって本当? - 投資用語「ダン」の意味とは「ダン」とは、証券会社に株などの売買注文を出す際に、その注文内容を確認するために顧客が復唱することを指します。具体的には、顧客が電話で注文内容を伝え、証券会社の担当者がその内容を復唱し、顧客が「ダン」と発声することで注文が確定します。「ダン」は、かつて証券取引所において、売買の成立を知らせる鐘の音「ダン」に由来すると言われています。現在では、取引システムの電子化が進み、実際に鐘が鳴らされることはありませんが、電話注文における確認の最終手段として「ダン」という言葉が今もなお残っているのです。 2024.06.12 投資情報
投資情報 株価上昇のサイン?ゴールデンクロスを解説! 「ゴールデンクロス」とは、チャート分析において、株価の「短期移動平均線」が「長期移動平均線」を下から上に突き抜ける現象を指します。一般的に、短期移動平均線が長期移動平均線を上回ることは、短期的な視点で市場が強気になりつつあることを示唆すると解釈されます。そのため、ゴールデンクロスは株価が上昇トレンドに転じる可能性を示唆するサインと捉えられ、投資家から注目されています。 2024.06.14 投資情報
投資情報 投資信託の運用報告書:理解と活用法 投資信託を購入したら、定期的に届く「運用報告書」。一見難しそうで、つい後回しにしてしまいがちですが、実は投資を成功させるために欠かせない重要な情報源です。この運用報告書には、投資信託の運用状況や保有資産の内訳、運用方針の変化などが詳しく記載されています。つまり、あなたがお金を預けている投資信託が、今どのような状況で、どのように運用されているのかを知るための報告書なのです。投資信託は、いわばあなたのお金を預かってプロが運用してくれる「おまかせ投資」です。しかし、だからといって何も考えずに全てを委ねてしまって良いわけではありません。運用状況を把握し、自分の投資方針と照らし合わせながら、投資を続けていくことが重要になります。そして、そのために必要な情報が詰まっているのが、この運用報告書なのです。 2024.06.14 投資情報
投資情報 銀行の収益源「付随業務」とは? 銀行は預金を集めて企業や個人に融資することで利益を得ている、というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。もちろんそれは間違いではありませんが、近年ではそれ以外の収益源である「付随業務」が注目されています。では、付随業務とは具体的にどのような業務を指すのでしょうか?銀行業務と比較しながら見ていきましょう。銀行業務である「預金業務」「貸出業務」「為替業務」は、銀行だけが法律に基づいて行うことを許された業務です。一方、付随業務は、これらの銀行業務以外の業務を指します。具体的には、証券投資信託の販売や保険の販売代理、不動産仲介などが挙げられます。近年、低金利政策やFinTech企業の台頭により、銀行は従来の銀行業務だけでは収益を確保することが難しくなっています。そこで、顧客のニーズを捉えた付随業務を強化することで、新たな収益の柱を築こうとしているのです。 2024.06.13 投資情報
FX投資 電信買相場とは?仕組みと米ドル投資への影響 電信買相場とは、銀行間で行われる外国為替取引において、顧客が銀行から外貨を買い取る際のレートのことを指します。銀行は顧客に外貨を売却する際に利益を上乗せするため、一般的に電信買相場は、銀行間で取引されるレートよりも高くなります。例えば、あなたが旅行のために米ドルが必要になったとします。銀行で米ドルを購入する際、銀行は電信買相場を適用して、円を米ドルに交換します。この際、銀行間レートと電信買相場の差額が、銀行の手数料となります。 2024.06.12 FX投資
投資情報 投資の基本!実現主義とは? - 実現主義とは?投資の世界で「実現主義」とは、「利益」や「損失」を確定するまでは、あくまでも「未確定」のものであり、実際の損益は確定した時に初めて発生すると考える考え方です。例えば、あなたが1株1,000円の株を100株購入し、その株価が1,200円に上昇したとします。この時点で、あなたの資産は10万円から12万円に増加したように見えます。しかし、実現主義の観点からは、あなたはまだ株を保有しており、利益を確定するために売却していないため、2万円の利益は「含み益」に過ぎず、確定した利益ではないとされます。逆に、株価が800円に下落した場合、2万円の「含み損」を抱えることになりますが、売却しない限り、それはあくまでも「評価損」であり、確定した損失ではありません。実現主義は、投資判断を感情に左右されずに、冷静かつ客観的に行うための重要な考え方と言えるでしょう。 2024.06.12 投資情報
投資情報 侮蔑語「PIGS」が物語る欧州経済 2000年代後半、世界を震撼させたリーマンショックは、欧州経済にも大きな影を落としました。とりわけ、財政状況が脆弱な一部の国々が、経済危機によって深刻な財政難に陥ったのです。それはポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインの4カ国であり、これらの国名はそれぞれの頭文字を取って「PIGS」と揶揄されるようになりました。当初は経済ジャーナリストや市場関係者が用いていたこの言葉は、次第にメディアでも使われるようになり、4カ国の財政不安を象徴する侮蔑的な言葉として世界中に広まりました。リーマンショックという未曾有の危機は、欧州経済の抱える構造的な問題を浮き彫りにすると同時に、「PIGS」という言葉を生み出すことで、世界に衝撃を与えることになったのです。 2024.06.12 投資情報
投資情報 投資の落とし穴!?契約締結前交付書面の重要性 投資の魅力的な話につい心が傾いてしまう一方で、リスクの説明を十分に受けずに契約してしまい、後から後悔するケースは少なくありません。 実は、金融商品への投資を勧誘する際には、金融機関は投資家に対して、商品内容やリスクなどを記した「契約締結前交付書面」を交付することが法律で義務付けられています。 この書面は、投資家を守るための重要な役割を担っており、投資判断を行う上で欠かせない情報が網羅されています。 2024.06.13 投資情報
投資情報 投資初心者のための「市場金利」入門 「市場金利」は、お金を借りたり貸したりする際の価格という風にイメージすると分かりやすいかもしれません。銀行にお金を預けると利息がつきますが、これは銀行がお金を借りる代わりに私たちに利息という形で「お金の価格」を支払っているからです。反対に、私たちが銀行からお金を借りる場合(住宅ローンなど)は、私たちが銀行に利息を支払います。市場で日々変動するこの「お金の価格」のことを「市場金利」と呼ぶのです。 2024.06.12 投資情報
投資情報 投資と幾何ブラウン運動:基礎知識 金融の世界、特に投資の世界において、未来の資産価格の動きを予測することは非常に重要です。しかしながら、その動きは複雑で、予測は容易ではありません。そこで登場するのが「幾何ブラウン運動」という数学モデルです。幾何ブラウン運動は、ランダムな動きを表現する確率過程の一種であり、株価や為替レートなど、時間の経過とともにランダムに変動する資産価格の動きを模倣するために用いられます。このモデルは、ブラウン運動をベースとしており、ブラウン運動にトレンドとボラティリティの概念を取り入れることで、現実の金融市場の動きをよりリアルに表現することができます。 2024.06.12 投資情報
投資情報 投資の基礎: ベンチマーク・リスクとは? 投資の世界では、「どれだけ儲かったか」と同じくらい「何に対して儲かったのか」が重要になります。この「何に対して」という部分を明確にするのがベンチマークであり、ベンチマークからどれだけパフォーマンスが乖離しているかを表すのがベンチマーク・リスクです。例えば、日経平均株価が1年間で5%上昇したとします。もし、あなたが日経平均株価をベンチマークとする投資信託に投資していた場合、その投資信託も5%に近いリターンが出ていれば、ベンチマーク・リスクは低いと言えます。しかし、もしリターンが2%しかなければ、ベンチマークに対して3%も下回っており、ベンチマーク・リスクが高いと判断できます。ベンチマーク・リスクは、投資信託などの運用成績を評価する上で重要な指標となります。なぜなら、ベンチマーク・リスクが高いということは、その投資信託が市場全体の動きと異なる動きをしていることを意味し、それだけリスクが高い可能性を示唆するからです。投資判断をする際は、リターンだけでなく、ベンチマーク・リスクも考慮することが重要です。 2024.06.12 投資情報
株式投資 投資の基礎: 劣後株とは? 劣後株とは、普通の株式 (普通株) に比べて、会社の財産に対する権利が劣後している株式のことです。具体的には、会社が倒産した場合、債権者や普通株主よりも後に払い戻しを受けます。そのため、リスクが高い投資とされています。 2024.06.14 株式投資
投資情報 バランス型投資信託で始める投資入門 投資初心者にとって、数ある投資商品の中からどれを選べば良いのか迷ってしまうことはよくあることです。そんな投資初心者の方に、おすすめなのが「バランス型投資信託」です。バランス型投資信託とは、国内外の株式や債券など、複数の資産に分散投資を行う投資信託です。一つの商品で、リスクを抑えながら安定的な運用を目指すことができます。バランス型投資信託は、あらかじめ株式と債券の比率が決まっているため、投資初心者の方でも簡単に分散投資を行うことができます。また、運用はプロに任せられるため、投資の専門知識がなくても安心して投資を始めることができます。 2024.06.12 投資情報
投資情報 投資用語「モネ」って? 「モネ」とは、投資の世界において、まだ価値がはっきりしていない、将来大きく値上がりする可能性を秘めた銘柄のことを指します。 あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、投資の世界ではたびたび耳にするようになりつつあります。では、なぜ「モネ」と呼ばれるようになったのでしょうか? 2024.06.13 投資情報
投資情報 時価会計入門: 仕組みと投資への影響 時価会計とは、企業の資産や負債を、取得原価ではなく、その時点における市場価値で評価する方法です。従来の会計方法では、建物や株式などの資産は、購入した時点の価格で評価され続けました。しかし、時価会計では、市場の状況に合わせて評価額が変動します。例えば、企業が所有する土地の市場価格が上がれば、その企業の資産価値も上昇します。逆に、株価が下落すれば、その企業の資産価値は減少します。 2024.06.12 投資情報
債券投資 CLO投資入門: リスクとリターンの仕組みを解説 CLOとは、Collateralized Loan Obligationの略で、日本語では「ローン担保証券」と訳されます。 これは、企業への融資(ローン)をまとめて証券化した金融商品です。 銀行が企業にお金を貸すように、CLOは投資家から集めた資金を企業に融資します。そして、企業から返済された利息や元本が、投資家に分配される仕組みとなっています。 2024.06.12 債券投資
株式投資 投資の決断!見切り売りのススメ 「損切り」と混同されがちな「見切り売り」ですが、実は両者は異なる意味を持ちます。損切りは、損失が拡大する前に、早期に損失を受け入れて売却する行為を指します。一方、見切り売りは、保有している資産の将来性を見極め、値下がりが見込まれると判断した場合に、損失の有無に関わらず売却する行為を指します。つまり、損切りは損失の拡大を防ぐための防衛策であるのに対し、見切り売りは将来的な利益を最大化するための戦略的な行動と言えるでしょう。 2024.06.13 株式投資
債券投資 普通国債ってなに?仕組みと種類を解説 国債とは、国が資金を調達するため個人や企業に対して発行する債券のことです。私たちが銀行にお金を預けるのと同じように、国にお金を貸すイメージですね。国は集めたお金で道路や橋などのインフラ整備や、教育、医療などの政策を実行します。そして、私たちはその貸したお金に対して、国から利息を受け取ることができるのです。 2024.06.13 債券投資
投資情報 投資初心者のための「加入年齢方式」入門 「加入年齢方式」とは、生命保険の保険料の決まり方の一つです。生命保険には、加入年齢方式の他に「 attained age 方式」と呼ばれるものがあります。加入年齢方式の場合、保険料は契約時の年齢で決まり、その後は保険期間中ずっと変わりません。例えば、30歳の時に加入した場合、その後40歳、50歳になっても、保険料は30歳当時と同じ金額です。一方、「attained age 方式」では、年齢を重ねるごとに保険料が上がっていきます。これは、年齢を重ねるほど病気や死亡のリスクが高くなるためです。どちらの方式にもメリット・デメリットがありますので、後ほど詳しく解説していきます。 2024.06.14 投資情報