投資情報

投資の基礎知識:マクロ経済学とは?

マクロ経済学とは、経済全体をひとつの大きなまとまりとして捉え、その動きを分析する学問です。 需要と供給、インフレーション、経済成長、失業率、貿易収支といった経済全体の動きを対象とし、政府や中央銀行がどのような政策をとれば経済が安定し、成長していくのかを探求します。 個人や企業の経済活動ではなく、国全体や世界経済といった大きな視点から経済を見るのが特徴です。
債券投資

債券投資の基礎: 償還差益とは?

債券投資では、利息収入以外にも利益を得る方法があります。その一つが「償還差益」です。 償還差益とは、簡単に言うと、満期前に債券を売却したり、満期が到来して債券を償還された際に、購入価格よりも高い価格で手放すことで得られる利益のことを指します。例えば、1万円で購入した債券を1万500円で売却できれば、500円の償還差益が発生することになります。
投資情報

投資戦略における「上値追い」の罠

「上値追い」とは、上昇トレンドにある株価や資産価格が、直近の高値を更新し続ける中で、さらに高値を追い求めて買い注文を入れる投資行動を指します。上昇トレンドに乗り遅れた投資家が、焦りや高揚感から、多少割高であっても、さらなる値上がりを期待して買いを入れてしまう状況が多く見られます。確かに、勢いのある相場では、上値追いが功を奏することもあります。しかし、常に成功するわけではなく、むしろ高値掴みのリスクや、トレンド転換による大きな損失に繋がる可能性も孕んでいることを忘れてはなりません。
投資情報

知って得する!マーケットインパクトコスト

「マーケットインパクトコスト」って聞いたことはありますか? 投資信託や株式を購入する際、売買手数料以外に、実は目に見えにくいコストがかかっているんです。それが「マーケットインパクトコスト」です。 簡単に言うと、自分の取引が市場価格に影響を与えてしまうことで発生するコストのことを指します。例えば、あなたが大量の株式を購入しようとすると、その需要の増加によって株価が上昇してしまうことがあります。そうすると、当初予定していた価格よりも高い価格で購入せざるを得なくなり、その差額がマーケットインパクトコストになるわけです。マーケットインパクトコストは、取引する銘柄の流動性や取引規模によって大きく変動します。 流動性の低い銘柄や、大規模な取引を行う場合には、特に注意が必要です。
投資情報

AIIBってなに?注目の国際機関を解説

AIIBは、正式名称をアジアインフラストラクチャー投資銀行(Asian Infrastructure Investment Bank)といい、2016年に設立された国際的な金融機関です。その名の通り、アジアを中心としたインフラ整備のための資金を融資する機関として設立されました。AIIB設立の背景には、アジア地域におけるインフラ整備の旺盛な需要と、既存の国際金融機関への不満がありました。アジアでは、経済成長に伴い、道路や鉄道、電力などのインフラ整備が急務となっていましたが、既存の機関だけではその需要を満たすことができませんでした。また、既存の機関は、融資の条件が厳しく、アジア諸国にとっては利用しづらいという側面もありました。AIIBは、こうした状況を打開するために、アジア諸国が主導して設立した機関であり、アジアのインフラ需要に応じた、より柔軟な融資を行うことが期待されています。
投資情報

退職金計算のキモ!平均残存勤務期間を解説

「平均残存勤務期間」。退職金について調べていると、一度は耳にする言葉かもしれません。これは、従業員があとどれくらい会社で働き続けるかを統計的に表したものです。退職金制度の設計や、将来受け取れる金額の目安を立てる上で、重要な役割を果たします。このページでは、平均残存勤務期間が退職金にどう影響するのか、計算方法や注意点などをわかりやすく解説していきます。
投資情報

投資の基礎: 電子取引基盤運営業務とは?

「電子取引基盤運営業務」は、私たちが普段利用するインターネット証券会社やFX会社等が、円滑に金融取引サービスを提供していく上で欠かせない役割を担っています。具体的には、顧客から注文を受け付け、証券会社やFX会社等の金融機関に注文を伝達し、約定結果を顧客に通知するといった、一連の取引に関わるシステムの開発・運用を行っています。いわば、インターネット上における金融取引の「インフラ」といえるでしょう。この業務を安定的に提供することで、私たちは、よりスムーズかつ安心して金融取引を行うことができるのです。
投資情報

投資の基礎: 想定元本を理解する

投資を始めると、様々な専門用語に出会うことになります。その中でも、「想定元本」という言葉は、投資のリスクを理解する上で非常に重要です。しかし、その意味を正しく理解していない方も多いのではないでしょうか?今回は、想定元本とは何か、そしてなぜそれが重要なのかを解説していきます。
投資情報

年金を守る!財政運営基準の基礎知識

近年、年金制度の持続可能性が不安視される中、「財政運営基準」という言葉が注目されています。これは、将来にわたって安定的に年金を給付していくために、国が定めた財政運営のルールブックのようなものです。この基準では、年金財政の健全性を保つための具体的な数値目標や、その目標を達成するための対策などが定められています。私たちの年金を守るためには、この財政運営基準がどのように機能しているのか、そして私たちに何ができるのかを知っておくことが重要です。
投資情報

投資初心者のためのCPI入門:経済指標を読み解こう

「CPI」ってニュースなどで見聞きするけど、一体何のことだろう?投資とどう関係があるの?そんな疑問をお持ちの投資初心者の方も多いのではないでしょうか。実は、このCPI、私たちの生活に密接に関わっている重要な経済指標なんです。CPIは、Consumer Price Indexの略称で、日本語では消費者物価指数と呼ばれます。これは、私たちが日々購入するモノやサービスの価格の平均的な動きを表す指標です。つまり、CPIの上昇は、モノやサービスの価格が上がり、私たちの生活が値上がりしていることを示しています。反対に、CPIの下落は、モノやサービスの価格が下がり、私たちの生活が値下がりしていることを示しています。例えば、普段よく食べる食品の値段、日用品の値段、電気代やガス代といった光熱費、洋服や家電製品といった耐久消費財まで、CPIは様々な商品の価格を元に計算されます。そのため、CPIの動きを見ることで、私たちの生活にどれくらい物価の影響が出ているのかを知ることができるのです。
投資情報

景気を左右する「裁量的財政政策」とは?

景気は、まるで生き物のように上がったり下がったりを繰り返します。そんな不安定な景気を、政府は様々な政策を使って安定させようと試みています。その中でも強力な政策の一つが「財政政策」であり、特に「裁量的財政政策」は、政府が状況に応じて柔軟に経済に介入することで、景気を調整しようとするものです。 では、「裁量的財政政策」とは具体的にどのようなものなのでしょうか? 簡単に言えば、政府が税金や公共事業などを通じて、積極的に景気をコントロールしようとする政策のことです。景気が低迷している時には、公共事業を増やしたり減税したりすることで、需要を創出し景気を刺激します。逆に、景気が過熱している時には、増税や公共事業の抑制を行うことで、過剰な需要を抑え景気の overheating を防ぎます。
投資情報

投資の基礎!アニュアルレポートを読み解こう

アニュアルレポートは、企業が年に一度、株主や投資家向けに発行する事業報告書のことです。企業の財務状況や経営成績、今後の事業展開などが詳しく記載されており、投資判断を行う上で非常に重要な資料となります。このレポートを読み解くことで、企業の成長性やリスクを分析し、優良な投資先を見つけることができるようになります。
債券投資

CLO投資入門: リスクとリターンの仕組みを解説

CLOとは、Collateralized Loan Obligationの略で、日本語では「ローン担保証券」と訳されます。 これは、企業への融資(ローン)をまとめて証券化した金融商品です。 銀行が企業にお金を貸すように、CLOは投資家から集めた資金を企業に融資します。そして、企業から返済された利息や元本が、投資家に分配される仕組みとなっています。
投資情報

投資判断の鍵!確認埋蔵量を徹底解説

- 確認埋蔵量とは?確認埋蔵量とは、資源や鉱物などの分野において、現時点で経済的に採掘可能と判断された資源量の事を指します。 つまり、技術的にも経済的にも実現可能な方法を用いて、将来的に確実に採掘できるであろうと見込まれる量のことです。この確認埋蔵量は、企業の資源開発計画や投資判断、ひいては国家レベルでの資源戦略においても非常に重要な指標となります。
投資情報

投資家必見!インベスター・アラートで詐欺から資産を守れ

「インベスター・アラート」とは、金融庁や証券取引等監視委員会などの監督官庁が、投資家に対して注意喚起を行うために発令する警告のことです。近年、巧妙化する金融商品や投資詐欺の手口から投資家を保護するために、重要な役割を担っています。具体的には、無登録の業者や金融商品に関する情報、悪質な投資勧誘の手口、最新の詐欺事例などが掲載されます。投資家はこれらの情報を事前にチェックすることで、詐欺被害に遭うリスクを減らし、安全に資産運用を行うことが期待できます。
投資情報

金融商品取引責任準備金とは?顧客を守るための制度を解説

金融商品取引責任準備金とは、証券会社や銀行などの金融機関が、顧客から預かっている資産を保全するために、法律で義務付けられている制度です。投資家は、証券会社などの金融機関に預けた資産を、万が一その金融機関が破綻した場合でも、この責任準備金によって保護されることになります。具体的には、金融機関は、顧客から預かっている株式や投資信託などの資産と、自己の資産を明確に分けて管理する必要があります。そして、顧客から預かっている資産額に応じて、一定の金額を責任準備金として積み立てることが義務付けられています。
投資情報

年金運用を支える「共同運用事業」とは?

日本の公的年金制度は、現役世代の保険料を、高齢者や障害者など年金が必要な世代に給付する「賦課方式」が採用されています。しかし、少子高齢化の進展により、保険料収入だけでは将来の年金給付を賄いきれなくなることが懸念されています。そこで、将来に備えて年金積立金を効率的に運用し、積立金の規模を拡大していくことが重要となっています。この年金積立金の運用において、重要な役割を担っているのが「共同運用事業」です。
投資情報

投資の基礎知識:購買力平価説とは?

購買力平価説(PPP)とは、為替レートが長期的に、2つの国の物価水準の差によって決定されるという経済学の考え方です。簡単に言うと、同じ商品やサービスが、異なる通貨で取引される場合、為替レートが調整されて、購買力が等しくなるというものです。例えば、日本で100円のハンバーガーが、アメリカでは2ドルだとします。この場合、購買力平価説によれば、1ドル=50円の為替レートが成立するはずです。もし、実際のレートが1ドル=100円であれば、円はドルに対して割高であり、将来的には1ドル=50円に近づくように調整されると考えられます。
投資情報

投資指標としてのGDPギャップ理解

GDPギャップとは、現実のGDPと潜在GDPの差を指します。現実のGDPとは、ある時点における実際の経済活動の規模を示す指標です。一方、潜在GDPとは、資源の完全雇用が実現できている場合に達成可能なGDP水準を示します。つまり、GDPギャップは、経済が潜在能力をどれだけ発揮できているかを測る指標と言えるでしょう。
投資情報

投資を評価する「5つのP」とは?

従来の投資評価では、ROI(投資収益率)やNPV(正味現在価値)などの財務指標に重点が置かれることが一般的でした。しかし、変化の激しい現代社会においては、これらの指標だけでは投資の成功を十分に評価できないケースが増えています。そこで近年注目されているのが、「Purpose(目的)」「People(人材)」「Planet(地球環境)」「Profit(利益)」「Peace(平和)」という5つのPを軸とした投資評価です。この新たな評価軸は、従来の財務指標に加えて、企業の社会的責任や持続可能性を考慮に入れた投資判断を可能にします。
投資情報

投資の基本!基準価格ってなに?

投資信託やETFなどの投資商品を購入する際に、必ず目にする「基準価格」。これは、その投資商品の1口あたりの価格を表す重要な指標です。毎日計算され、新聞や証券会社のウェブサイトなどで確認することができます。しかし、株式投資のようにリアルタイムに変動する価格とは異なり、基準価格は1日に1回だけ発表されます。このため、基準価格を正しく理解することは、投資判断を行う上で非常に重要になります。
株式投資

国内公募の引受等:基礎知識と投資判断への活用

企業が資金調達を行う方法の一つに、株式や債券を発行して投資家に取得してもらう方法があります。この方法の中でも、特に国内の不特定多数の投資家を対象に証券を発行して資金調達を行う方法を「国内公募」と言います。そして、「国内公募の引受等」とは、発行会社である企業に代わり、証券会社が投資家に証券を販売する役割を担うことを指します。具体的には、証券会社は、発行会社の事業内容や財務状況、発行する証券の内容などを投資家に説明し、投資家に証券を購入するよう勧めます。この「引受等」には、大きく分けて「引受」と「売出」の2つの種類があります。「引受」とは、証券会社が発行会社との間で、発行する証券の全てまたは一部をあらかじめ買い取ることを約束した上で、投資家に販売する方法です。一方、「売出」とは、証券会社が発行会社との間で、証券の販売を代理することを約束し、投資家に販売する方法です。このように、「国内公募の引受等」は、企業が資金調達を行う上で重要な役割を果たすとともに、投資家にとっても、新規公開株など魅力的な投資機会となりうるものです。
株式投資

利益確定の売りのタイミング:投資で勝つための戦略

「利益確定の売り」とは、保有している投資資産が値上がりした際に、その利益を確定させるために売却することを指します。投資において「安く買って高く売る」ことは基本ですが、いつ売るのか、そのタイミングが非常に重要になります。なぜなら、せっかく値上がりした資産でも、売るタイミングを逃してしまうと、利益を得るどころか損失を出してしまう可能性もあるからです。
投資情報

いざなぎ景気:高度経済成長期の奇跡

「いざなぎ景気」とは、1965年11月から1970年7月までの57か月間続いた、戦後日本の高度経済成長期を象徴する好景気のことです。その期間の長さから、日本は「もはや戦後ではない」と宣言した1956年以降で最も長く、戦後最長とも言われています。この景気は、当時の池田勇人内閣による「所得倍増計画」や、東京オリンピック(1964年)開催に向けた積極的な公共投資など、さまざまな要因が重なって生まれました。いざなぎ景気は、日本経済が大きく成長し、国民の生活水準が向上する大きな転換点となりました。