投資情報

セレクトファンドで投資戦略をカスタマイズ!

セレクトファンドとは、複数の投資信託の中から、自分の投資目標やリスク許容度に合わせて自由に商品を選んで組み合わせることができる投資信託です。まるでレストランで自分の好きな料理を選んでコースメニューを作るように、投資先を自分で選択できることから「テーマ型ファンド」や「アラカルトファンド」と呼ばれることもあります。一般的な投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が、あらかじめ決められた投資方針に基づいて銘柄選択や売買を行いますが、セレクトファンドでは、投資家自身が自分の投資方針に基づいて、投資するファンドを選択します。例えば、成長性の高い新興国の株式に投資したい場合は、新興国株式ファンドを選択したり、値動きの少ない債券に投資したい場合は、債券ファンドを選択したりすることができます。また、複数のファンドを組み合わせることで、リスク分散を図りながら、より自分好みのポートフォリオを構築することも可能です。
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知られざる金融立国への試み:東京オフショア市場とは?

1980年代後半、日本はバブル景気に沸き、世界第二位の経済大国としてその存在感を増していました。しかし、当時の金融の中心地は依然としてニューヨークやロンドンであり、日本は「資金の供給地」としての役割に留まっていたのです。そこで、日本経済の更なる発展、そして国際的な金融市場における日本のプレゼンス向上を目指し、金融ビッグバンと並ぶ重要施策として浮上したのが「東京オフショア市場」構想でした。これは、東京に海外からの投資を呼び込み、国際的な金融取引の拠点とすることを目指した、極めて野心的な計画でした。
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投資判断の指標!過少雇用水準とは?

近年、経済指標として注目を集めている「過少雇用水準」。これは、労働市場において、仕事を探している人が見つかりにくい状態を示す指標です。言い換えれば、企業が事業拡大のための人材確保に苦労している状態を表しています。過少雇用水準が高まると、企業は従業員の賃金を上げるなどして人材の確保に奔走することになります。その結果、企業の賃金コスト増加を通じて、経済全体としてはインフレ圧力が強まるとされています。
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投資指標の基礎:名目GNIを読み解く

名目GNI(名目国民総所得)は、ある国に住む国民が、1年間に国内外で生産活動を通して得た所得の合計額を表す経済指標です。国内総生産(GDP)が国内の生産活動に着目するのに対し、GNIは国民が得た所得に焦点を当てる点が特徴です。具体的には、GDPに海外からの所得(賃金、利子、配当など)を加え、海外への所得を差し引くことで算出されます。
投資情報

投資機会曲線入門: 成長への道筋

投資機会曲線とは、ある時点における投資プロジェクトの期待収益率とリスクの関係を示したグラフです。横軸にリスク、縦軸に期待収益率をとり、複数の投資案をプロットすることで、どの投資案がより効率的かを視覚的に判断することができます。この曲線は、右上がりに描かれることが一般的です。これは、リスクが高い投資ほど、高い収益が期待できるという投資の原則を反映しています。例えば、預金のようなローリスクな投資は期待収益率も低く、一方で株式投資のようなハイリスクな投資は高いリターンが期待できます。投資家は、この曲線を参考にしながら、自身の risk tolerance (リスク許容度) に応じた最適な投資ポートフォリオを構築します。リスク許容度が高い投資家は、より高い収益を求めてリスクの高い投資を選択する傾向があります。一方、リスク許容度が低い投資家は、安定した収益を求めてリスクの低い投資を選択する傾向があります。
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RSIで投資戦略!売買タイミングを見極める

「RSI」という言葉を聞いたことはありますか?これは投資の世界でよく使われる指標の一つで、「Relative Strength Index」の略称です。日本語では「相対力指数」と呼ばれています。難しそうな言葉ですが、安心してください。この記事では、RSIについて初心者の方にもわかりやすく解説していきます。RSIは、簡単に言うと「過去の値動きから、今の株価が買われすぎなのか、それとも売られすぎなのかを判断する指標」です。0から100の数値で表され、数値が高いほど買われすぎ、低いほど売られすぎと判断できます。例えば、RSIが70を超えてくると「買われすぎ」と判断し、そろそろ株価が下落に転じる可能性を考慮します。逆に、RSIが30を下回ってくると「売られすぎ」と判断し、そろそろ上昇に転じる可能性を検討します。このように、RSIは売買のタイミングを計るための目安として活用することができます。ただし、RSIはあくまでも過去の値動きに基づいた指標であるため、未来の価格を100%予測できるものではありません。RSIだけで投資判断をするのではなく、他の指標も組み合わせて総合的に判断することが重要です。
投資情報

知って得する投資用語:さくらレポート

投資の世界では、様々な情報が飛び交っています。なかには、一見魅力的に見えるものの、実際には投資家を騙そうとする悪質な情報も存在します。その一つが「さくらレポート」です。さくらレポートとは、特定の企業や銘柄について、実際よりも業績や将来性を過剰に評価したレポートのこと。まるで、第三者の客観的な分析結果のように見せかけて投資家を欺き、その企業の株を買わせる、あるいは保有を続けさせることを狙っています。さくらレポートは、一見すると専門的な用語やデータが並んでいたり、著名なアナリストや証券会社の名前が記載されていることもあります。そのため、投資初心者だけでなく、経験豊富な投資家でも見抜くのが難しいケースがあります。
制限・ルール

投資の基礎知識: 外為法とは?

- 外為法の目的と背景外為法とは、正式名称を「外国為替及び外国貿易法」といい、1949年に制定された法律です。制定当時は、第二次世界大戦後の混乱期であり、日本経済は壊滅的な状況にありました。外貨不足や海外との取引制限など、多くの問題を抱えていたのです。こうした状況下で制定された外為法は、国内の資金や資源を有効活用し、経済の復興と安定を図ることを目的としていました。具体的には、外国為替取引を国の管理下に置き、貿易や資本取引を規制することで、健全な経済発展を目指したのです。その後、日本経済は高度経済成長を経て大きく発展し、世界経済との結びつきも強くなりました。それに伴い、外為法も時代の変化に合わせて改正が重ねられてきました。1998年には大幅な改正が行われ、原則自由化が導入されるなど、国際的な潮流に合わせた柔軟な運用が求められるようになっています。
投資情報

投資用語「AUP」を解説!監査との違いとは?

投資の世界で「AUP」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは「Agreement of Unitholders’ Policies」の略称で、日本語では「投資事業有限責任組合契約に関する組合員方針」といいます。簡単に言うと、AUPは、ファンド(投資事業有限責任組合)の運用方針や活動指針などをまとめた、いわば「ルールブック」のようなものです。このAUPには、ファンドの投資戦略やリスク管理体制、利益分配の方法など、投資家にとって重要な情報が詳しく記載されています。そのため、AUPは投資家がファンドを理解し、投資判断を行う上で欠かせない資料と言えるでしょう。
投資情報

貯蓄のキホン!APSで将来設計

将来のためにお金を貯めたいけれど、何から始めればいいか分からない…そんな悩みをお持ちのあなたへ。大切なのは、自分の収入に対して、どれくらい貯蓄できているかを把握することです。そこで役立つのが「APS(平均貯蓄性向)」という指標です!APSは「Average Propensity to Save」の略で、収入に占める貯蓄の割合を示します。例えば、毎月の手取り収入が30万円、貯蓄額が6万円であれば、APSは20%となります。APSを知ることで、自分の貯蓄体質を客観的に把握することができます。そして、目標とする将来像やライフイベントに必要な貯蓄額を明確にすることで、より具体的な貯蓄計画を立てることができるようになるでしょう。
投資情報

意外と知らない?投資の基礎用語「外貨建て」

投資の世界でよく耳にする「外貨建て」。なんとなく難しそうな響きもしますが、中身はいたってシンプルです。「外貨建て」とは、円以外の通貨で運用される金融商品のことを指します。例えば、アメリカドルで運用される投資信託や、ユーロで預金できる外貨預金などが代表的な例です。円ベースで投資を行うよりも高い利回りが期待できる一方、為替変動リスクは大きくなる点に注意が必要です。
投資情報

投資初心者のための「キャッシュフロー」入門

投資の世界でよく耳にする「キャッシュフロー」。一体何なのか、初心者の方には難しく感じるかもしれません。 キャッシュフローを簡単に説明すると、「お金の流れ」のことです。
投資情報

意外と知らない?投資の受渡日とは

「証券取引はしたけど、自分の資産になるのはいつ?」そう疑問に思ったことはありませんか?株式投資や投資信託など、金融商品の取引には、-受渡日-というものが設定されています。受渡日とは、売買の注文を出してから実際に証券会社と投資家の間で資金と証券の受け渡しが行われるまでの期間のこと。つまり、受渡日が取引の完了日となるため、投資家にとって重要な意味を持つのです。
投資情報

投資の絶対評価:パフォーマンスを測る基準

投資における絶対評価とは、他の投資対象と比較することなく、その投資単体のパフォーマンスを評価する手法です。例えば、ある年の投資信託の運用成績がプラス5%だった場合、他の投資信託と比較せずに、プラス5%という数字だけで評価を行います。これは、あくまでその投資が目標とするリターンを達成できたかどうかに焦点を当てる評価方法と言えるでしょう。
投資情報

投資家必見!「投資超過主体」ってなんだ?

投資の世界では、様々な専門用語が登場しますよね。その中でも、「投資超過主体」って聞き慣れない方も多いのではないでしょうか?これは、簡単に言うと「お金が余っていて、それを投資に回している経済主体のこと」を指します。具体的には、家計、企業、政府といった経済主体が挙げられます。 例えば、家計であれば貯蓄、企業であれば内部留保、政府であれば税収などが投資に回されることがあります。これらの主体が積極的に投資を行うことで、市場にお金が流れ込み、経済が活性化していくのです。反対に、投資超過主体が減ってしまうと、市場に流れるお金が減り、経済は停滞してしまいます。 投資をする上で、このような経済の動きを把握しておくことはとても大切です。次のセクションでは、投資超過主体の具体的な例を見て、それぞれの役割について詳しく解説していきます。
FX投資

投資で使う「キウイ」って?NZドル入門

投資の世界に飛び込むと、聞き慣れない言葉に遭遇することがあります。その一つに「キウイ」という通貨のニックネームがあります。一体これはどこの国の通貨を指すのでしょうか? 実は「キウイ」とは、ニュージーランドドルのこと。ニュージーランドといえば、雄大な自然や羊で有名ですが、通貨にもユニークな愛称が使われているんです。では、なぜニュージーランドドルは「キウイ」と呼ばれるようになったのでしょうか?その由来を探っていきましょう。
投資情報

知っておきたい投資用語「政策的経費」

企業が将来の成長や収益拡大を目指し、研究開発や新規事業の開拓、人材育成などに支出する費用を「政策的経費」と呼びます。これらの費用は、短期的な視点で見ると、利益を圧迫する可能性がありますが、長期的な視点で見ると、企業の競争力強化や成長を促進するために不可欠なものと言えます。投資家は、企業の将来性を評価する上で、この「政策的経費」をどのように見ているのでしょうか?単にコストとして捉えるのではなく、企業の将来への投資として捉え、その内容や規模を分析することで、企業の成長性を評価する材料の一つとしています。
投資情報

証券化商品とは?仕組みと投資 merits を解説

証券化商品とは、ローンや債権などの資産をまとめて証券として発行された金融商品のことです。例えば、住宅ローンを組んでいる人がいるとします。銀行は、この住宅ローンを証券化商品に組み入れることで、投資家に販売することができます。投資家は、証券化商品を購入することで、住宅ローンから発生する金利収入を得ることができます。このように、証券化商品は、企業にとっては資金調達の手段となり、投資家にとっては分散投資の選択肢となります。
投資情報

投資用語「実施事業所」を解説

企業が投資を行う際、その投資の対象となる具体的な事業を行う事業所のことを「実施事業所」といいます。例えば、A社が工場新設を目的とした投資を行う場合、新たに建設される工場が「実施事業所」となります。投資の世界では、投資先企業の事業内容や業績だけでなく、投資によってどのような事業がどのように行われるのかという点も重視されます。そのため、「実施事業所」は投資判断を行う上で重要な要素の一つとなります。
投資情報

知ってる? 投資用語「大納会」

1年の最終取引日のことを、証券取引所では「大納会」と呼びます。株式市場や証券取引所がお休みに入る、年末年始の風物詩ともいえるでしょう。大納会は、毎年12月30日に行われます。この日に向け、1年間の取引を終え、投資家たちは翌年の投資戦略を練ることになります。
投資情報

日本版ビッグバン:金融市場の大変革

1996年から2001年にかけて、日本の金融市場は大きな転換期を迎えました。銀行、証券、保険といった金融機関の垣根を低くし、自由競争を促進することで、より効率的で国際競争力のある金融システムを構築しようという、一大改革が断行されたのです。この改革は、イギリスのサッチャー政権下で行われた金融市場の規制緩和になぞらえ、「日本版ビッグバン」と呼ばれました。
投資情報

投資の基礎: 電子取引基盤運営業務とは?

「電子取引基盤運営業務」は、私たちが普段利用するインターネット証券会社やFX会社等が、円滑に金融取引サービスを提供していく上で欠かせない役割を担っています。具体的には、顧客から注文を受け付け、証券会社やFX会社等の金融機関に注文を伝達し、約定結果を顧客に通知するといった、一連の取引に関わるシステムの開発・運用を行っています。いわば、インターネット上における金融取引の「インフラ」といえるでしょう。この業務を安定的に提供することで、私たちは、よりスムーズかつ安心して金融取引を行うことができるのです。
債券投資

非公募債とは?

- 非公募債の基礎知識非公募債とは、特定少数の投資家に対してのみ販売される債券のことを指します。株式投資では馴染みのある「IPO(新規公開株)」とは異なり、一般の投資家には購入できない債券です。少数の投資家から資金を調達するため、発行する企業にとっては、手続きが簡便であることや、発行コストを抑えられるといったメリットがあります。一方で、投資家にとっては、市場価格が存在しないため、売却が難しいという側面も持ち合わせています。
投資情報

資産運用で未来を変える!初心者向け徹底ガイド

資産運用とは、一言でいうとお金を「働かせて」増やすことです。銀行に預けているだけでは、ほとんど利息がつかない現代。そこで、貯金ではなく投資信託や株式、債券、不動産などに投資をして、お金を増やそうという発想です。もちろん、投資にはリスクがつきものですが、リスクを抑えながらコツコツと運用していくことで、将来の選択肢を広げることができるでしょう。