投資情報

意外と知らない?投資用語「邦貨建て」を解説

投資の世界でよく耳にする「邦貨建て」という言葉。なんとなく意味は分かるような気もしますが、いざ説明するとなると難しいと感じる方もいるのではないでしょうか?「邦貨建て」とは、簡単に言えば「日本円建て」のことを指します。つまり、投資する金融商品の価値や収益が日本円で表示・評価されることを意味します。例えば、邦貨建ての投資信託であれば、運用報告書などに記載される基準価額や分配金は全て日本円です。また、満期が来た時に受け取れる金額も日本円になります。反対に、「外貨建て」は米ドルやユーロなど、日本円以外の通貨で表示・評価されることを指します。外貨建ての金融商品は、為替レートの影響を受けるため、円高・円安によって利益が出たり損失が出たりする可能性があります。投資初心者の方は、まずは為替リスクの少ない「邦貨建て」の金融商品から始めてみるのがおすすめです。
株式投資

初心者向け:ナスダックとは?

ナスダックは、アメリカにある株式市場のひとつです。ニューヨーク証券取引所と並んで、世界的に有名な市場として知られています。しかし、ニューヨーク証券取引所とはいくつかの点で異なり、特にハイテク企業の銘柄が多いことが特徴です。
債券投資

二種類の通貨で運用!二重通貨建て外債とは?

二重通貨建て外債は、発行時の通貨と異なる通貨で償還される債券です。例えば、円建てで発行され、米ドルで償還されるといった具合です。投資家であるあなたは、まず円で債券を購入します。そして、満期が到来すると、あらかじめ決められた為替レートで円を米ドルに換算し、償還金を受け取ります。この仕組みにより、投資家は外貨投資と債券投資の両方のメリットを享受することができます。また、償還時の為替レートが事前に決まっているため、為替リスクをある程度抑制できるというメリットもあります。
投資情報

投資の基礎知識:スタグフレーションとは?

スタグフレーションとは、景気が停滞しているにもかかわらず、物価が上昇し続ける経済現象のことです。 stagflationという言葉は、stagnation(停滞)とinflation(インフレーション)を組み合わせた造語です。通常、景気が悪化すると需要が減退し、物価は下落する傾向にあります。しかし、スタグフレーションは、供給側の問題、例えば原油価格の高騰や供給不足などによって発生し、景気低迷と物価上昇という、相反する経済現象が同時に起こるのが特徴です。
投資情報

投資の基礎知識:『生産者』って誰のこと?

投資の世界では、よく「企業に投資する」といった表現がされますが、具体的に「企業の何」に投資しているのでしょうか?その答えの一つが『生産者』です。私たちが普段、商品やサービスを購入する際、その裏には必ず、それらを形作り、提供してくれる「生産者」が存在します。例えば、美味しいコーヒーを飲むためには、コーヒー豆を栽培する農家、焙煎する工場、そして販売するカフェなど、様々な「生産者」が関わっています。投資においても同様です。 投資家は、自らの資金を、将来性のある「生産者」に提供することで、彼らがより良い商品やサービスを生み出し、成長することを支援します。 そして、生産者が成長し、利益を上げれば、投資家もその利益の一部を受け取ることができます。これが投資の基本的な仕組みです。では、投資先としての「生産者」には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?次の章では、株式投資、債券投資などを例に、具体的な「生産者」の姿を見ていきましょう。
投資情報

投資の基礎知識:財政政策とは?

財政政策とは、政府が景気や国民経済全体をコントロールするために、歳入と歳出を調整することを指します。 つまり、税金を集める、公共事業を行う、公務員の数を調整するなど、政府のお金の使い方を工夫することで、景気を良くしたり、インフレを抑えたりする政策のことです。 財政政策は、金融政策と並んで、経済政策の重要な柱となっています。
投資情報

預金準備率操作:金融政策の強力なツール

預金準備率とは、銀行が預金のうち一定割合を中央銀行に預け入れなければならない制度です。例えば、預金準備率が10%であれば、銀行は100万円の預金を受け入れた場合、そのうち10万円を中央銀行に預け入れなければなりません。残りの90万円は loans などに利用できます。この預金準備率は、中央銀行が金融政策の一環として操作します。預金準備率を引き上げると、銀行が loans に回せるお金が減り、市中に出回るお金の量が減少します。逆に、預金準備率を引き下げると、 loans に回せるお金が増え、市中に出回るお金の量が増加します。
投資情報

投資の基礎知識:差額決済とは?

差額決済とは、取引当事者間で発生した複数の債権債務を相殺し、最終的な差額のみを授受する決済方法です。例えば、AさんとBさんがそれぞれ100万円、50万円の買い注文を出して、どちらも約定した場合、本来であればAさんは証券会社に100万円、Bさんは50万円を支払う必要があります。しかし、差額決済が適用されると、AさんとBさんの支払うべき金額の差額である50万円をAさんが証券会社に支払うだけで取引が完了します。このように、差額決済は資金の移動を最小限に抑え、決済の効率化を図ることができるというメリットがあります。
FX投資

初心者向け:外国為替相場を理解しよう

外国為替相場とは、異なる通貨を交換する際の交換比率のことです。簡単に言うと、ある国の通貨が他の国の通貨に対してどれくらいの価値があるかを示すものです。例えば、1米ドルが110円であれば、1米ドルと110円は同じ価値ということになります。この交換比率は常に変動しており、需要と供給の関係によって決まります。ある国の通貨の需要が高まれば、その通貨の価値は上昇し、逆に需要が低下すれば価値は下落します。外国為替相場は、国際的な貿易や投資に大きな影響を与えます。そのため、ニュースなどで頻繁に取り上げられる重要な経済指標の一つです。
投資情報

投資判断の指標!過少雇用水準とは?

近年、経済指標として注目を集めている「過少雇用水準」。これは、労働市場において、仕事を探している人が見つかりにくい状態を示す指標です。言い換えれば、企業が事業拡大のための人材確保に苦労している状態を表しています。過少雇用水準が高まると、企業は従業員の賃金を上げるなどして人材の確保に奔走することになります。その結果、企業の賃金コスト増加を通じて、経済全体としてはインフレ圧力が強まるとされています。
投資情報

外貨預金の為替手数料を徹底解説!

外貨預金の魅力の一つに、円預金よりも高い金利を受け取れる可能性があるという点が挙げられます。しかし、外貨預金には、知っておかなければならない手数料が存在します。それが「為替手数料」です。為替手数料とは、円を外貨に交換する際、あるいは外貨を円に交換する際に金融機関に支払う手数料のことです。この手数料は、金融機関によって異なり、また、取引する通貨や金額によっても変わる場合があります。例えば、1ドル=100円の時に10万円を米ドルに両替する場合、手数料が1円だとすると、10万円 ÷ (100円 + 1円) = 約990.099ドルにしかなりません。このように、為替手数料は、外貨預金の運用収益に影響を与える重要な要素となります。
投資情報

投資指標としてのGDPギャップ理解

GDPギャップとは、現実のGDPと潜在GDPの差を指します。現実のGDPとは、ある時点における実際の経済活動の規模を示す指標です。一方、潜在GDPとは、資源の完全雇用が実現できている場合に達成可能なGDP水準を示します。つまり、GDPギャップは、経済が潜在能力をどれだけ発揮できているかを測る指標と言えるでしょう。
投資情報

広義流動性とは?マネーストックとの関係を解説

広義流動性とは、市場で資金調達を行う際のしやすさを測る指標の一つです。企業や家計が円滑に資金調達できる状態であるほど、広義流動性は高いと判断できます。金融機関の融資態度や、社債・株式発行市場の状況など、様々な要素が影響を与えるため、一概に数値化することは難しい指標です。
投資情報

ブックビルディング:最適価格を探る投資の裏側

新規株式公開 (IPO) や、会社の資金調達などで耳にする「ブックビルディング」。企業が市場に新規株式を発行する際、その価格決定方法として近年多く採用されているのが、このブックビルディング方式です。従来の公募価格決定方式とは異なる点が多く、投資家にとってはより有利に取引できる可能性を秘めています。具体的にどのような仕組みなのか、詳しく見ていきましょう。
株式投資

株価急騰!ストップ高ってどんな現象?

株式投資をしていると、ニュースなどで「ストップ高」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。株価が急騰するイメージのあるストップ高ですが、一体どんな仕組みで起こるのでしょうか?ストップ高とは、ひとことで言うと、株価が上昇しすぎて、その日の取引が制限されることを言います。株式市場では、株価の値上がり幅に上限が設けられています。これは、過度な株価の変動から投資家を守るためです。ある銘柄の買い注文が殺到し、その日の上限値に達してしまうと、それ以上の価格での取引はできなくなります。 これがストップ高と呼ばれる状態です。ストップ高になると、その銘柄は買い注文があっても約定せず、翌営業日以降に持ち越されます。ストップ高は、企業の業績が大きく向上したときや、市場で何かしらの材料が出たときなど、投資家の期待が一気に高まった際に起こりやすいと言えます。
税金

投資初心者に解説!源泉分離課税のメリット・デメリット

投資を始めると、避けて通れないのが税金の問題です。株式投資や投資信託などで利益が出ると、通常は確定申告をして税金を納める必要があります。しかし、特定の金融商品には「源泉分離課税」という仕組みがあり、確定申告の手間を省くことができます。では、源泉分離課税とは一体どのような仕組みなのでしょうか?簡単に言うと、金融機関があなたの代わりに、利益にかかる税金を天引きしてくれるシステムです。通常、給与から所得税が天引きされるのと同じようなイメージですね。源泉分離課税には、いくつかのメリットとデメリットがあります。これから投資を始める方は、ぜひこの機会に源泉分離課税について理解を深めておきましょう。
不動産投資

不動産投資信託(REIT)入門

不動産投資信託(REIT)とは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルやマンション、商業施設などの不動産に投資し、その賃貸収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。投資信託の一種ですが、投資対象が株式ではなく不動産であることが大きな特徴です。REITは、少額から不動産投資に参入できる手軽さ、そして比較的高い分配金が期待できることから、近年注目を集めています。
FX投資

顧客レートって何?銀行の為替取引の仕組みを解説

海外旅行に行く際に、銀行や両替所で円をドルに交換したり、逆に海外旅行から帰国した際に、余ったドルを円に再両替したりする経験は誰しもあるのではないでしょうか?この時、銀行や両替所で提示される為替レートが「顧客レート(カスタマーズ・レート)」と呼ばれ、銀行が顧客向けに提示する為替レートのことを指します。顧客レートは、銀行がインターバンク市場で調達した為替レートに手数料を加えたものが一般的です。手数料には、銀行の人件費やシステム維持費などが含まれます。そのため、顧客はインターバンク市場の為替レートよりも割高なレートで外貨を購入し、割安なレートで外貨を売却することになります。
投資情報

投資初心者のためのダウンサイドリスク入門

投資を始めるとき、「リスク」は必ず意識する言葉です。しかし、リスクと一言で言っても、その内容は多岐に渡ります。今回は、投資初心者のために、特に重要なリスクの一つである「ダウンサイドリスク」について解説していきます。ダウンサイドリスクとは、簡単に言うと「投資した資産の価値が下落するリスク」、つまり損をする可能性のことです。投資には、必ずこのダウンサイドリスクがつきまといます。どれだけのリターンが見込めるのか、という期待と同時に、最悪の場合どれくらい損失が出る可能性があるのかを把握することが、投資の成功には欠かせません。
FX投資

輸出企業の味方?買為替をわかりやすく解説

買為替とは、将来の為替レートをあらかじめ決めておくことで、為替変動のリスクを回避する取引のことです。例えば、1ドル100円の時に、3ヶ月後に100万ドルを受け取る予定があるとします。この場合、もし3ヶ月後に円高が進み、1ドル90円になってしまったら、円換算すると10万円も目減りしてしまいます。このようなリスクを回避するために、将来の特定の日に、特定の為替レートで、あらかじめ決められた金額の外貨を売買する契約を結ぶのが買為替です。これにより、為替レートがどのように変動しても、契約時のレートで円に換金することができるため、輸出企業は安心して事業を進めることができます。
株式投資

ブックビルディング方式とは? IPO価格決定の仕組みを解説

ブックビルディング方式とは、新規株式公開(IPO)において、公募・売り出し価格を決定する際に用いられる方法です。従来の固定価格方式とは異なり、投資家の需要を把握しながら価格を決定していくことが特徴です。具体的には、まず証券会社が、機関投資家に対して、発行会社の事業内容や財務状況などの情報を提供します。そして、その情報に基づいて、機関投資家から、購入希望価格と数量を提示してもらいます。証券会社は、集まった注文状況を踏まえ、需要と供給のバランスが取れるように、公募・売り出し価格を決定します。この価格決定プロセスは、投資家の需要を反映した価格となるため、市場メカニズムに則った適正な価格設定が可能となります。
投資情報

「BUY ON DIPS」と「SELL ON RALLIES」で投資戦略

「BUY ON DIPS」とは、日本語で「押し目買い」と訳される投資戦略です。株価が上昇トレンドにある中で、一時的に下落したタイミングで購入することを指します。この戦略は、目先の悪材料に反応して株価が下落した際に、割安な価格で優良な銘柄を手に入れることを狙いとしています。
株式投資

ストックオプション入門:仕組みとメリットを解説

ストックオプションとは、会社が従業員に対して、自社の株式を将来の決められた期日(権利行使日)に、あらかじめ定められた価格(権利行使価格)で購入できる権利を与えることをいいます。簡単に言えば、将来値上がりが見込める自社株を、今のうちに購入できる権利を従業員に与える制度です。従業員は、この権利を行使するか、それとも権利放棄するかを選択することができます。もし、将来株価が権利行使価格よりも値上がりしていれば、権利を行使して株式を安く購入し、市場で売却することで利益を得ることができます。反対に、株価が下落してしまえば、権利を放棄すれば損失を被ることはありません。
貯蓄・預金

投資入門: CD(譲渡性預金)とは?

CD(譲渡性預金)は、銀行などの金融機関が発行する預金の一種です。通常の預金とは異なり、決められた期間はお金を引き出すことができませんが、その代わりに高い金利が設定されているのが特徴です。CDは、発行された金融機関ではなく、証券会社を通じて売買されます。そのため、必要な時に市場で売却することで、満期前でも資金を回収することが可能です。しかし、元本保証がなく、金利の変動リスクがある点は注意が必要です。CDは、比較的安全性の高い投資商品として知られていますが、投資する際には、預入期間、金利、発行元の信用力などを十分に検討することが重要です。