追加型投資信託とは？初心者にもわかりやすく解説

追加型投資信託とは？初心者にもわかりやすく解説

投資信託の種類と追加型の仕組み

投資信託には、大きく分けて「追加型」と「単位型」の2種類があります。私たちが普段投資信託と聞いてイメージするのは、ほとんどがこの「追加型」です。一方で「単位型」は運用期間や募集期間が限られており、新規の資金募集は行いません。

それでは、追加型投資信託は具体的にどのような仕組みなのでしょうか？追加型投資信託では、投資家からの資金が集まるたびに、新たな受益証券を発行して投資家に分配します。このため、投資信託の規模は資金の流出入に応じて常に変動します。イメージとしては、銀行預金のように、預ける（購入する）と残高が増え、引き出す（解約する）と残高が減るようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

追加型投資信託のメリット・デメリット

追加型投資信託は、積立投資など、中長期的な資産形成に向いている投資信託ですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。投資を検討する前に、両方を理解しておくことが大切です。

– 追加型投資信託のメリット
追加型投資信託の最大のメリットは、自分のペースでコツコツと積み立てやすいという点です。毎月少額から投資できるため、まとまった資金がない方でも始めやすいでしょう。また、長期的に積み立てることで、リスクを分散できるというメリットもあります。

– 追加型投資信託のデメリット
追加型投資信託は、価格の変動によって元本割れの可能性がある点は理解しておきましょう。投資信託は、株式や債券などの価格変動の影響を受けます。そのため、投資するタイミングによっては、元本を割り込んでしまう可能性もあります。

また、運用期間が長期に及ぶため、短期的な利益は期待できません。追加型投資信託は、長期投資によってリスクを分散し、安定的なリターンを目指す商品です。そのため、短期的に大きな利益を得ることは難しいと言えます。

追加型投資信託の購入方法

追加型投資信託は、証券会社や銀行、郵便局などで購入することができます。近年では、ネット証券会社を通じて購入する方が多くなっています。
ネット証券会社の場合、手数料が安く、取扱商品数が多いなどのメリットがあります。また、24時間いつでも購入できるという点も魅力です。
購入方法は、証券会社や銀行の窓口で相談する方法と、インターネットを通じて自分で購入する方法があります。初めて投資信託を購入する方は、窓口で相談しながら購入することをおすすめします。ある程度、投資信託の知識がある方は、インターネットを通じて購入する方が便利です。

追加型投資信託を選ぶ際のポイント

追加型投資信託を選ぶ際には、投資対象、信託報酬などのコスト、運用成績、運用会社という4つのポイントを踏まえて比較することが大切です。

まず、自分の投資目標やリスク許容度に合った投資対象を選びましょう。例えば、国内株式、外国株式、債券、不動産など、様々な投資対象があります。

次に、信託報酬などのコストを確認しましょう。コストは運用成績に直接影響するため、なるべく低いものを選ぶことが重要です。

さらに、過去の運用成績は将来の成績を保証するものではありませんが、運用会社の運用方針や能力を見る上で参考になります。

最後に、信頼できる運用会社を選ぶことも大切です。運用会社のウェブサイトや投資信託説明書などで、その会社の理念や実績などを確認しましょう。

まとめ：長期的な資産形成に

追加型投資信託は、毎月一定額を積み立てていくことで、長期的な資産形成を目指すことができる金融商品です。 少額から始められること、プロに運用を任せられることなど、初心者にも始めやすい点が魅力です。

投資信託には、価格が変動するリスクもありますが、長期的に運用することでリスクを軽減できる可能性があります。 また、分散投資を行うことで、よりリスクを抑えることも可能です。

老後の資金準備や、将来の目標達成のために、追加型投資信託を検討してみてはいかがでしょうか。