知っておきたい投資用語：EIBとは？
投資をしたい
先生、「EIB」って投資の用語で出てきましたけど、どういう意味ですか？
投資研究家
良い質問だね！「EIB」は「エクスポート-インポート・バンク・オブ・ジャパン」の略で、日本語では「日本輸出入銀行」と言います。貿易や海外での事業を行う日本の企業を支援する銀行だよ。
投資をしたい
へえー、銀行の名前だったんですね。具体的にどんな支援をするんですか？
投資研究家
例えば、海外で工場を建てる企業にお金を貸したり、海外との取引で発生するリスクを保証したりするんだ。海外進出する企業にとっては、心強い味方ってことだね！
EIBとは。
投資用語の「EIB」は、「EIB エクスポート-インポート・バンク・オブ・ジャパン」の略称で、かつて存在した日本輸出入銀行を指します。その後、日本輸出入銀行は海外経済協力基金と統合され、国際協力銀行となりました。
EIB（日本輸出入銀行）の概要
EIBとは、正式名称を日本輸出入銀行といい、1950年に設立された政府系金融機関です。
貿易や海外事業を展開する日本企業を、融資や保証を通じてサポートすることを目的としています。
具体的には、海外でのインフラ整備事業や資源開発事業など、民間金融機関だけでは対応が難しい大規模なプロジェクトに対して、長期的な資金供給を行っています。
EIBの役割と機能
EIBは、European Investment Bankの略称で、日本語では欧州投資銀行と訳されます。EU加盟国の政策目標達成を金融面から支援する機関です。
具体的には、インフラ整備、中小企業支援、環境・気候変動対策、イノベーション促進といった分野において、融資や保証の提供、株式投資などを行っています。
EIBは、EUの政策に沿って活動しており、その資金は、EU加盟国の出資や債券発行によって調達されています。
EU域内だけでなく、EUの近隣諸国や開発途上国に対しても積極的に投資を行っており、世界経済の発展にも貢献しています。
投資対象としてのEIB
EIBは、債券と株式の両方の特徴を併せ持つハイブリッドな金融商品であるため、投資対象として見た場合、債券よりも高い利回りと株式のような値上がり益の両方を期待することができます。
一方で、発行体の経営状況が悪化すると利払いや償還金が受け取れなくなるリスクも孕んでいます。また、株式と比較すると値動きは小さいものの、金利変動の影響を受けて価格が変動するため、注意が必要です。
EIBへの投資を検討する際は、これらのメリット・デメリットを踏まえ、自身の投資目的やリスク許容度に合致しているかどうか、事前にしっかりと見極めることが重要です。
国際協力銀行との統合とその後
かつて日本には、EIB（Export-Import Bank of Japan）という名称の金融機関が存在しました。これは、輸出入銀行法に基づき、1950年に設立された特殊会社で、輸出信用、海外投資、海外経済協力のための融資などを行っていました。
しかし、2008年に、EIBは株式会社国際協力銀行（JBIC）と統合され、現在の株式会社国際協力銀行（JBIC）となりました。この統合は、日本の政府系金融機関の機能強化と効率化を目的としたものでした。
統合後のJBICは、旧EIBと旧JBICの業務を引き継ぎ、貿易金融、海外直接投資、インフラ整備など、幅広い分野で日本の企業や経済活動を支援しています。また、開発途上国に対する円借款や技術協力など、国際協力にも積極的に取り組んでいます。
EIBに関する情報収集方法
EIBへの投資を検討する際には、信頼できる情報源から正確な情報を収集することが重要です。EIBに関する情報は、主に以下の方法で入手できます。
まず、EIBの公式ウェブサイトは最も信頼できる情報源の一つです。発行体の情報や財務状況、発行条件などが詳細に掲載されています。また、投資家向けの説明資料や動画なども公開されている場合があり、EIBへの理解を深めるために役立ちます。
次に、金融情報サイトもEIBの情報収集に役立ちます。主要な金融情報サイトでは、EIBの価格情報やニュース、アナリストレポートなどが提供されています。これらの情報を活用することで、EIBの市場動向や投資判断に必要な情報を効率的に収集することができます。
さらに、証券会社や銀行のアナリストレポートも参考になります。これらのレポートでは、専門家がEIBの発行体や市場環境を分析し、投資判断に役立つ情報を提供しています。ただし、アナリストレポートはあくまでも専門家の意見に基づくものであり、投資判断は自身の責任で行う必要があることを忘れてはなりません。
EIBへの投資は、これらの情報源を有効活用し、最新かつ正確な情報を収集した上で、ご自身の投資方針やリスク許容度に基づいて慎重に判断する必要があります。