投資初心者のための注文方法解説！

投資初心者のための注文方法解説！

投資における『オーダー』とは？

「株を買いたい！」「投資信託で運用を始めたい！」と思っても、実際にはどのようにして注文を出せばいいのか、最初は戸惑う方も多いのではないでしょうか？
投資の世界では、この“注文”のことを『オーダー』と呼びます。オーダーは、いわば投資家であるあなたの意思表示。どの銘柄を、どれだけの数量、いくらで買いたいのか（または売りたいのか）を証券会社に伝えるための大切なプロセスです。

成行注文：すぐに買いたい、売りたい時に

「今すぐにこの株を買いたい！」、「一刻も早くこの株を売ってしまいたい！」 そんな風に思ったことはありませんか？
投資の世界では、価格は常に変動しています。
そのため、「この価格で売買したい！」と思っても、その瞬間に注文が成立するとは限りません。

そんな時に便利なのが「成行注文」です。
成行注文とは、価格を指定せずに、市場に出されている注文の中で、一番有利な価格で売買を行う注文方法です。

例えば、A社の株価が1,000円だとします。
あなたが「成行注文」でA社の株を100株買いたい場合、1,000円以上の価格で、すぐに約定する可能性が高いです。
逆に、100株を「成行注文」で売りたい場合は、1,000円以下の価格で、すぐに約定する可能性が高いです。

成行注文は、スピード重視で売買を行いたい場合に適した注文方法と言えるでしょう。

指値注文：希望の価格で取引したい時に

「指値注文」は、まさにあなたの希望通りの価格で取引したい時に使う注文方法です。例えば、A社の株を1株1,000円で買いたい場合、指値注文では、その価格を指定して注文します。

この注文方法のメリットは、買いすぎたり、売りすぎたりするリスクを抑えられること。希望価格で購入・売却できるので、予算管理もしやすいでしょう。

ただし、指定した価格まで値動きがないと約定しないという点には注意が必要です。特に、値動きが激しい銘柄の場合、希望価格に達せず、取引が成立しない可能性もあります。

指値注文は、希望の価格で着実に取引したい投資初心者の方におすすめの方法です。自分の投資スタイルや銘柄の値動きを考慮しながら、活用してみましょう。

逆指値注文：損失を限定したい時に

投資を始めると、損失を最小限に抑えたいと考えるのは当然のことです。そんな時に役立つのが「逆指値注文」です。

通常の注文では、買いたい価格や売りたい価格を指定しますが、逆指値注文では、損切りしたい価格を指定します。

例えば、1株1,000円の株を保有していて、900円まで下がったら損切りしたい場合、逆指値注文で「900円」と指定します。株価が900円まで下落すると、自動的に売却注文が出されるため、損失を900円に限定することができます。

ただし、株価が急落した場合など、指定した価格で売却できない場合もある点は注意が必要です。それでも、逆指値注文は、損失をコントロールするための有効な手段として、多くの投資家に利用されています。

自分に合った注文方法を見つけよう

いざ投資を始めよう！と思っても、証券会社で口座開設をした後は、実際にどのような手順で注文を出せばいいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか？実は、投資にはいくつかの注文方法があり、それぞれの特徴を理解することで、より有利に投資を進めることができます。

このカテゴリーでは、投資初心者の方に向けて、基本的な注文方法から、応用的な注文方法まで、具体例を交えながら分かりやすく解説していきます。自分にぴったりの注文方法を見つけて、投資を成功させましょう！