1対1で取引！相対取引のメリット・デメリット
投資をしたい
先生、「相対取引」ってどういう意味ですか？よく分かりません。
投資研究家
そうだね。「相対取引」は、市場を通さずに、売り手と買い手が直接交渉して取引する方法のことだよ。例えば、君がお友達に直接ゲームソフトを売買するのも「相対取引」の一種と言えるね。
投資をしたい
なるほど！市場を通さないっていうのがポイントなんですね。でも、市場を通さないのと、通すのではどんな違いがあるんですか？
投資研究家
良い質問だね！市場を通さない相対取引だと、自分たちで価格や条件を自由に決められるんだ。だけど、市場を通す取引だと、市場が決めた価格やルールに従う必要があるんだよ。
相対取引とは。
投資の世界でよく聞く「相対取引」は、一対一で行われる取引のことです。これは「相対売買」とも呼ばれます。特徴としては、証券取引所のような市場を介さずに、売り手と買い手が直接交渉し、価格や数量、決済方法といった取引条件を自由に決めることができます。例えば、証券会社と投資家が直接取引を行う店頭取引は、相対取引に該当します。
相対取引とは？仕組みをわかりやすく解説
– 相対取引とは？仕組みをわかりやすく解説
普段私たちが利用するスーパーやネットショッピングでは、あらかじめ価格が決まった商品を購入しますよね。しかし、世の中には価格や条件を交渉して取引を行う「相対取引」と呼ばれる方法も存在します。
相対取引は、例えば、企業間での大型の機械の売買や、不動産取引、M&Aなどが代表例です。個人間でも、中古車売買やフリーマーケットでの取引などがこれに当たります。
相対取引では、売主と買主が直接交渉し、価格や数量、納期などの条件を決めていきます。そのため、市場価格にとらわれず、双方にとって納得のいく条件で取引できる可能性があります。
一方で、取引が成立するまでに時間がかかったり、交渉スキルによって不利な条件で取引してしまう可能性もあります。
この章では、相対取引の基本的な仕組みやメリット・デメリットを具体的に解説していきます。
メリット1：柔軟な取引条件を設定できる
相対取引の魅力は、取引相手と直接交渉し、自分たちに最適な条件で契約できる点にあります。例えば、通常の市場では扱っていない特殊な商品や、大量ロットでの取引を希望する場合、相対取引であればその希望に沿った条件で交渉を進めることができます。また、支払い方法や納期なども、双方の合意があれば自由に設定できます。これは、取引所取引のように、あらかじめ決められたルールに従う必要がない相対取引ならではのメリットと言えるでしょう。
メリット2：市場価格に左右されない
相対取引では、市場価格の影響を受けずに、当事者間で価格を自由に設定できます。これは、特に価格変動の激しい商品や金融商品を取引する場合に大きなメリットとなります。市場が大きく変動する局面でも、事前に価格を決めておくことで、予想外の価格で取引してしまうリスクを回避できます。また、市場価格の形成に影響を与えるような大口の取引を行う場合にも、相対取引は有効です。市場を混乱させることなく、希望する価格で取引を進めることができます。
デメリット1：取引相手のリスクを見極める必要がある
相対取引では、取引所を介さずに直接相手と交渉するため、取引相手の信用リスクを自身で見極める必要があります。取引相手が倒産したり、契約内容を履行しなかったりするリスクが存在します。特に、新規の取引相手や情報が少ない相手の場合、リスク評価が難しく、思わぬ損失を被る可能性があります。そのため、取引相手に関する情報収集や信用調査を入念に行い、リスクを最小限に抑える努力が欠かせません。
デメリット2：透明性が低く、価格形成が不透明になりやすい
相対取引は、当事者同士で条件を自由に決められる反面、市場での取引のように価格や条件が公開されないため、透明性が低いという側面があります。これは、取引相手との情報格差によって、不利な条件で取引させられてしまう可能性も孕んでいることを意味します。また、価格の決定プロセスが公開されないため、本当に適切な価格で取引できたのかどうか判断することが難しいという側面も持ち合わせています。