TTBとは？外貨投資での意味とTTMとの違い

TTBとは？外貨投資での意味とTTMとの違い

TTBとは？外貨投資での意味とTTMとの違い

投資をしたい

先生、「TTB」って「Buying」ってついているのに、なんで企業や個人が外貨を売る時に使うんですか？買う時じゃないんですか？

投資研究家

良い質問だね！確かに「Buying」とついていると、自分が買うように思えるよね。でも、これは銀行の立場から見た言葉なんだ。銀行が私たちから外貨を「買う」ときのレートだから「Buying」とついているんだよ。

投資をしたい

なるほど！銀行が買うってことは、私たちは売るってことですね！でも、なんで銀行は私たちから外貨を買うんですか？

投資研究家

そう！銀行は私たちから外貨を買い、それを他の企業や個人に売ったり、外国への送金に使ったりするんだ。そして、その時に手数料を上乗せして利益を得ているんだよ。

TTBとは。

投資の世界でよく聞く「TTB」は、「Telegraphic Transfer Buying Rate」の略で、銀行が電信を使って外貨を買う際のレートを指します。一見「Buying（買う）」という言葉から、自分が外貨を買うように思えますが、実は銀行が買う＝私たちが外貨を売る場合に適用されるレートです。TTBは、基準となるレート「仲値（TTM）」よりも手数料分だけ安くなるのが一般的です。例えば、1ドル＝100円の仲値で、手数料が1ドルあたり1円だとすると、TTBは1ドル＝99円になります。

TTBの基本：銀行が外貨を買う際のレート

TTBは「Telegraphic Transfer Buying Rate」の略で、日本語では「電信買相場」と言います。これは、皆さんが銀行で外貨を売却する際、銀行が提示するレートのことを指します。

例えば、アメリカ旅行から帰国し、余った米ドルを円に戻したいとします。この時、銀行はTTBに基づいて米ドルを円に交換し、皆さんの口座に円が入金されます。つまり、TTBは銀行にとっての外貨の仕入れ値とも言えます。

外貨を売却する際に適用されるTTB

外貨投資において、利益を確定するためには、保有している外貨を円に戻す必要があります。この際に「TTB」というレートが適用されます。TTBとは「Telegraphic Transfer Buying Rate」の略称で、銀行が顧客から外貨を買い取る際のレートを指します。

例えば、あなたが1ドル=100円の時に1万ドルを購入し、その後円高が進み1ドル=90円になったとします。この時、1万ドルを売却すると、TTBレートで円に戻されるため、受け取れる円貨は90万円となります。

TTBは、銀行や通貨ペア、取引時間帯によって異なり、常に変動しています。そのため、外貨を売却するタイミングによって、受け取れる円貨額が変動することを理解しておく必要があります。

TTBとTTMの関係：手数料がレートに影響

TTBとTTMは、一見すると非常に似ていますが、手数料の存在がレートに影響を与え、両者を区別する重要な要素となっています。TTMは手数料が考慮されていない理論上のレートであるのに対し、TTBは実際に顧客が取引する際に適用される手数料込みのレートです。つまり、TTBはTTMに手数料が上乗せされたレートということになります。

例えば、銀行が顧客に対して1ドル=100円のTTMでドルを売却する場合、顧客が実際に購入する際のレートは、手数料が加算されたTTB、例えば1ドル=100.5円となるわけです。この手数料の存在が、TTBとTTMのレートに差を生み出す要因となっているのです。

TTBを活用するメリット：手数料を抑えてお得に両替

外貨預金や外貨建て投資信託など、外貨に投資する際に、少しでも有利な条件で取引したいと考えるのは当然のことです。そんな投資家にとって、TTBはぜひとも知っておきたい仕組みの一つと言えるでしょう。TTBとは「Telegraphic Transfer Buying Rate」の略称で、銀行が顧客から外貨を買い取る際のレートを指します。

TTBを活用する最大のメリットは、一般的な外貨両替よりも手数料を抑えて、お得に外貨に両替できる点にあります。銀行で外貨両替をする場合、提示されるレートには手数料が含まれていますが、TTBは銀行が顧客から外貨を買い取る際のレートであるため、手数料が差し引かれないのです。

そのため、外貨預金や外貨建て投資信託など、外貨投資を検討している方は、TTBの仕組みを理解し、活用することで、より有利に投資を進めることができるでしょう。