外国通貨建てって?投資の基礎知識

外国通貨建てって?投資の基礎知識

投資をしたい

先生、「外国通貨建て」ってどういう意味ですか?よくわからないんですけど…

投資研究家

なるほど。「外国通貨建て」は、自国通貨1単位に対して、外国通貨がいくらになるかを示す方法だよ。例えば、1ドルが150円だったら、1ドルを基準に円がいくらになるかを表していることになるね。

投資をしたい

なるほど!つまり、円を基準にするんじゃなくて、ドルを基準にして考えるってことですね!

投資研究家

その通り!ちなみに、「外国通貨建て」は「アメリカン・カレンシー・クォーテーション」や「ニューヨーク・ターム」など、別の言い方もあるから覚えておくと良いよ!

外国通貨建てとは。

投資用語で「外国通貨建て」とは、American currency quotation、New York Term、rate in foreign currencyなどとも呼ばれ、自国通貨1単位に対して、外国通貨がいくらになるかを示す表記法です。簡単に言うと、外貨建てとも表現できます。

外国通貨建てとは何か?

外国通貨建てとは何か?

「外国通貨建て」とは、日本円ではなく、アメリカドルやユーロなどの外国の通貨で預けたり、運用したりすることを指します。例えば、アメリカドル建ての金融商品は、商品の購入や運用、受取など、すべてアメリカドルで行われます。つまり、円を外貨に換えてから投資を行うということですね。

アメリカン・カレンシー・クォーテーションとの関係

アメリカン・カレンシー・クォーテーションとの関係

投資の世界でよく耳にする「米ドル建て」や「ユーロ建て」。これは資産の価値を示す際に、米ドルやユーロといった外国通貨を基準としていることを意味します。

では、なぜ外国通貨が基準となるのでしょうか?その鍵を握るのが「アメリカン・カレンシー・クォーテーション」です。これは、円以外の通貨を表記する際に、1米ドルに対してどれくらいの価値があるかを示す方法です。

例えば、ある投資信託が「米ドル建て」と表示されている場合、その基準となる通貨は米ドルです。そして、その投資信託の運用成績は、米ドルの変化に影響を受けることになります。もし、円に対して米ドルが値上がりすれば、円換算での運用成績は向上することになります。

このように、外国通貨建ての投資商品は、アメリカン・カレンシー・クォーテーションと密接に関係しており、投資判断をする上で、為替の動きも考慮する必要があると言えるでしょう。

ニューヨーク・タームとの違いは?

ニューヨーク・タームとの違いは?

投資信託や債券を購入する際によく目にする「為替ヘッジあり・なし」。これは、円ベースと外貨ベースのどちらで運用するのかを選ぶものです。では、外国通貨建てで資産運用を行う「外貨建て」とは一体どのような仕組みなのでしょうか?

「外貨建て」とは、円ではなく、米ドルやユーロなどの外貨で預金や投資を行うことを指します。例えば、1ドル100円の時に1万ドルの米国債を購入した場合、円換算で100万円が投資に回されます。満期時に米国債が値上がりして1万1,000ドルになっていれば、1ドル100円のままなら110万円で売却できます。さらに、円安が進み1ドル110円になっていれば121万円で売却となり、より大きな利益を得られます。

一方で、「ニューヨーク・ターム」は、取引を行う場所や市場を指す言葉です。金融取引は世界中の市場で行われていますが、ニューヨーク・タームはアメリカ・ニューヨークの市場で行われる取引を指します。為替や債券、株式など様々な金融商品の取引が行われており、世界三大市場の一つとされています。

レート・イン・フォーリン・カレンシーの読み方

レート・イン・フォーリン・カレンシーの読み方

投資の世界でよく目にする「外国通貨建て」。これは、日本円ではなく、米ドルやユーロなどの外国通貨で投資を行うことを意味します。そして、この外国通貨建ての金融商品の値動きを示す際に使われるのが「レート・イン・フォーリン・カレンシー」です。

例えば、アメリカの会社が発行する米ドル建ての債券に投資する場合を考えてみましょう。この債券の価格が100ドルから110ドルに上昇した場合、レート・イン・フォーリン・カレンシーでは10%の上昇として表示されます。しかし、同時に円高が進み、1ドル100円が90円になったとします。この場合、円換算した投資額は、10,000円(100ドル×100円)から9,900円(110ドル×90円)となり、実際には目減りしてしまうことになるのです。

このように、レート・イン・フォーリン・カレンシーは、あくまでも外国通貨ベースでの値動きを示す指標です。投資をする際には、為替変動も考慮した上で、総合的に判断する必要があると言えるでしょう。

投資における外国通貨建ての重要性

投資における外国通貨建ての重要性

投資の世界では、日本円だけでなく、米ドルやユーロなどの外国通貨で運用される商品も数多く存在します。これが外国通貨建てと呼ばれるものです。外国通貨建てで投資を行うことは、為替変動による利益を狙ったり、日本円だけに投資するよりもリスクを分散したりする効果が期待できます。

特に、近年のような円安傾向が続く局面では、外貨資産を持つことのメリットが注目されています。円安になると、同じ金額でも日本円に換算したときに円高時よりも多くの金額になります。そのため、外貨建て資産を持つことで円安による資産増加の可能性も期待できます。

さらに、世界経済の成長とともに、新興国の通貨や資源国通貨など、高い成長が見込まれる通貨に投資することで、より大きなリターンを狙うことも可能になります。このように、外国通貨建て投資は、投資の可能性を広げ、資産運用の幅を広げる上で重要な役割を果たします。

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