投資入門: CD(譲渡性預金)とは？

投資入門: CD(譲渡性預金)とは？

投資入門: CD(譲渡性預金)とは？

投資をしたい

先生、「CD」っていう投資の話聞いたことあるんだけど、よく分からないんだ。あれってどういうものなの？

投資研究家

良い質問だね！「CD」は「譲渡性預金」の略で、簡単に言うと銀行にお金を預けて、利息をもらえる商品だよ。普通の預金と違うのは、満期が来るまでは引き出せないけど、その分利息が高めなんだ。

投資をしたい

へえー、満期まで引き出せない代わりに利息が高いのか。じゃあ、普通の預金よりはお得なのかな？

投資研究家

そうとも限らないんだ。CDは満期まで引き出せないから、急にお金が必要になった場合は困るよね。だから、余裕資金で運用するのが基本だよ。あと、銀行によって金利や期間も違うから、よく比較してから選ぶことが大切だよ。

CDとは。

投資の世界で「CD」とは、「譲渡性預金証書（ネゴシアブル・サーティフィケット・オブ・デポジット）」のことを指します。これは、銀行に預けたお金を証明する証書で、第三者に譲渡することが可能です。

CD(譲渡性預金)の基礎知識

CD(譲渡性預金)は、銀行などの金融機関が発行する預金の一種です。通常の預金とは異なり、決められた期間はお金を引き出すことができませんが、その代わりに高い金利が設定されているのが特徴です。

CDは、発行された金融機関ではなく、証券会社を通じて売買されます。そのため、必要な時に市場で売却することで、満期前でも資金を回収することが可能です。しかし、元本保証がなく、金利の変動リスクがある点は注意が必要です。

CDは、比較的安全性の高い投資商品として知られていますが、投資する際には、預入期間、金利、発行元の信用力などを十分に検討することが重要です。

CD投資のメリット・デメリット

CD投資には、メリットとデメリットの両方があります。投資を検討する前に、どちらも理解しておくことが大切です。

メリットとしては、まず預金保険の対象であることが挙げられます。これは、万が一金融機関が破綻した場合でも、一定額まで保護されることを意味します。そのため、元本割れのリスクを低く抑えたいという方にとって、安心できる投資先と言えるでしょう。また、通常の預金よりも高い金利が設定されている点も魅力です。低リスクで少しでも資産を増やしたいという方には適しています。

一方で、デメリットも存在します。まず、預入期間が決められており、その期間中は原則としてお金を引き出すことができません。そのため、急な出費が必要になった場合に備えて、ある程度の余裕資金を確保しておく必要があります。また、中途解約するとペナルティが発生する場合があるため注意が必要です。さらに、金利は固定されているため、市場の金利が上昇した場合、利益を得る機会を逃してしまう可能性もあります。

CDと定期預金の違い

CDも定期預金も、預入期間が決まっている預金商品である点は同じです。しかし、いくつかの違いがあります。
最大の違いは、CDは中途解約ができない代わりに、発行時に発行市場において自由に売買できる点です。預金者が途中で現金化したくなった場合、定期預金は中途解約となり、ペナルティとして低い利率が適用されてしまいます。一方で、CDは、金融機関に預け入れたままではなく、証券会社を通じて市場で売却することで現金化できます。もちろん、発行時の利率が市場の金利状況と比べて低い場合は、元本を下回る価格で売却せざるを得ない場合もあります。

また、預金の保護の仕組みに違いがあります。定期預金は、預金保険制度によって、1つの金融機関につき1,000万円までとその利息が保護されます。一方、CDは、証券会社を通じて購入するため、預金保険制度の対象外です。ただし、証券会社が破綻した場合でも、投資者保護基金によって、1人あたり1,000万円までが保護されます。