投資初心者向け:政府保証債ってなに?
投資をしたい
先生、「政府保証債」って、普通の債券と何が違うんですか?
投資研究家
良い質問だね! 普通の債券は企業が発行するけど、「政府保証債」は公団や公庫といった政府関係機関が発行する債券なんだ。
投資をしたい
政府関係機関が発行するということは、何かメリットがあるんですか?
投資研究家
そうなんだ。政府が保証しているから、もしもの時も安心だよね。だから、リスクが低く、その分利回りも低い傾向があるんだ。
政府保証債とは。
投資用語の「政府保証債」とは、government-guaranteed bonds(ガバメント・ギャランティード・ボンド)のことです。これは、公団や公庫など政府関係機関が発行する債券です。
政府保証債とは?
政府保証債とは、国の保証が付いた債券のことです。
債券投資には、発行する機関が倒産してしまうと、投資したお金が返ってこない「元本割れリスク」があります。
しかし、政府保証債の場合、発行体が万が一倒産した場合でも、国が代わりに債券の償還を保証してくれるため、リスクが極めて低い投資とされています。
政府保証債の特徴とメリット
政府保証債は、発行体の企業が万が一破綻した場合でも、国が元本と利息の支払いを保証してくれる債券です。
このため、他の債券よりもリスクが低く、投資初心者の方でも安心して投資することができます。また、銀行預金に比べて高い利回りで運用できることもメリットと言えるでしょう。
政府保証債のリスク
政府保証債は、元本保証や利払い保証があるため、一見するとリスクがないように思えます。しかし、完全にリスクがないわけではありません。
まず、発行体が破綻した場合、政府が保証してくれるとはいえ、償還までに時間がかかる可能性があります。その間、資金が拘束されてしまうリスクは考慮する必要があります。
また、金利リスクも存在します。政府保証債といえども、市場金利の変動によって価格が上下します。特に、長期保有する場合は、将来の金利上昇によって債券価格が下落し、元本割れを起こすリスクもあります。
さらに、インフレリスクも見逃せません。インフレが進行すると、同じ金額の利息収入でも実質的な価値が減少してしまいます。
政府保証債は、相対的にリスクが低い投資先ではありますが、これらのリスクを理解した上で投資判断をする必要があります。
政府保証債の購入方法
政府保証債は、証券会社や銀行で購入することができます。ただし、すべての金融機関が取り扱っているわけではありませんので、事前に確認が必要です。
証券会社で購入する場合は、口座を開設し、資金を入金する必要があります。その後、銘柄を選択して注文を出すという流れになります。銀行で購入する場合は、窓口で相談するか、インターネットバンキングを利用するのが一般的です。
購入時には、手数料や口座管理料などの諸費用がかかる場合があります。また、購入単位は銘柄によって異なり、数千万円単位のものもあれば、1万円単位で購入できるものもあります。
購入前に、必ず目論見書などの資料をよく読み、リスクなどを理解しておくようにしましょう。
投資先としての政府保証債
政府保証債は、発行体の企業が万が一倒産した場合でも、国が元本と利息の支払いを保証してくれる債券です。そのため、他の債券よりもリスクが低く、特に投資初心者の方にとっては魅力的な選択肢と言えます。
債券は株式と比べて値動きが小さいという特徴があり、比較的安定した収入を得ることが期待できます。さらに政府保証が付いていることで、その安心感はさらに高まります。
しかしながら、リスクが低い分だけ、利回りも低い点は理解しておく必要があります。ハイリスク・ハイリターンではなく、ローリスク・ローリターンの投資を希望する方にとって、政府保証債は有力な選択肢となるでしょう。