初心者向け：WTI原油ってなに？
投資をしたい
先生、WTIってニュースでよく聞くんですけど、何ですか？
投資研究家
WTIは原油の種類なんだ。世界最大規模の先物市場であるニューヨークマーカンタイル取引所で取引されているよ。正式名称はウエスト・テキサス・インターミディエートといって、品質の良い原油として知られているんだ。
投資をしたい
品質が良いって、どういうことですか？
投資研究家
WTIは硫黄分が少なくて、ガソリンをたくさん作ることができるんだ。だから、世界中で取引されていて、原油の価格の指標として重要なんだよ。
WTIとは。
投資用語の「WTI」は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）で取引される原油先物のことです。NYMEXは世界最大規模の先物市場として知られています。WTIは「ウエスト・テキサス・インターミディエート（West Texas Intermediate）」の略称で、その名の通り、硫黄分が少なくガソリンの精製に適した高品質な原油です。日々の取引量は、世界の原油供給量と言われる日量8,000万バレルを上回り、1億バレルに達すると言われています。ちなみに、原油の取引単位である「バレル（barrel）」は「樽」を意味し、1バレルは約159リットルです。これは、かつて原油取引に使われていた樽の容量が約159リットルであったことに由来します。
WTI原油とは？
「WTI原油」という言葉を、ニュースなどで聞いたことはありませんか？ 実は、私たちが普段使っているガソリンの価格にも影響を与える重要なものなんです。 WTI原油とは、アメリカで産出される原油の先物取引の指標となる原油のことを指します。なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、これから一緒にわかりやすく見ていきましょう！
WTIの特徴：高品質でガソリン向き
WTI原油は、その品質の高さで知られています。具体的には、硫黄含有量が少なく、軽質であるという特徴があります。硫黄が少ないと、精製時に発生する有害物質が少なく、環境への負荷が低減できます。また、軽質であるため、ガソリンなどの軽質燃料を効率的に精製することができます。そのため、WTI原油はガソリン需要の高いアメリカ市場において、特に重宝されています。
世界の原油価格の指標
WTI原油の価格がニュースで取り上げられるのを、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？WTI原油とは、一言でいうと世界の原油価格の指標となる原油のことです。原油は採取される場所や品質によっていくつかの種類に分けられますが、その中でもWTI原油は品質が高く、世界中で取引されているため、指標として使われています。ニュースで原油価格が上がっている、下がっていると報じられる場合は、このWTI原油の価格を指していることが多いでしょう。
WTI原油価格に影響を与える要因
WTI原油の価格は、需要と供給の関係で常に変動しています。ここでは、価格が上下する要因をいくつか見ていきましょう。
まず、世界経済の成長は原油需要に直結します。好景気になれば工場が活発に稼働し、人々の移動も増えるため、エネルギー源である原油の需要も増加します。逆に、景気後退期には需要が減り、価格が下落する傾向にあります。
次に、産油国の政策も価格を左右します。OPEC（石油輸出国機構）などの産油国は、原油の生産量を調整することで価格をコントロールしようとします。国際情勢や産油国間の協調体制によって、生産量は増減し、価格に影響を与えます。
さらに、ドルの為替レートも重要な要素です。原油はドル建てで取引されるため、ドル安になると相対的に原油価格が上昇しやすくなります。逆に、ドル高は原油価格の下落要因となります。
その他にも、投機的な動きや、天候、代替エネルギーの開発状況なども、WTI原油価格に影響を与える要因と言えるでしょう。
WTI原油投資の始め方
WTI原油への投資に興味をお持ちですか？ 原油は世界経済の重要な資源であり、その価格変動は投資家にとって大きなチャンスとなります。 WTI原油投資を始めるには、いくつかの方法があります。
まずは、証券会社で口座を開設する必要があります。証券会社によって、取扱商品や手数料、取引ツールなどが異なりますので、ご自身に合った証券会社を選ぶことが大切です。
次に、投資方法を決定します。WTI原油に投資する方法は、主に「現物取引」「先物取引」「CFD取引」の3つがあります。それぞれメリット・デメリットやリスクが異なるため、よく理解した上で選択しましょう。
投資方法が決まったら、実際に取引を開始します。はじめは少額から始め、徐々に投資額を増やしていくことをおすすめします。
WTI原油投資は、価格変動が大きいため、リスク管理が重要です。損切り注文を設定するなどして、損失を最小限に抑えるようにしましょう。