初心者向け：JGB(日本国債)とは？
投資をしたい
先生、「JGB」って投資の用語で聞いたんですけど、どういう意味ですか？
投資研究家
良い質問だね！「JGB」は「Japanese Government Bond」の略で、日本語では「日本国債」って言うんだ。国がお金を借りるために発行する債券のことだよ。
投資をしたい
国がお金を借りる…？ なんで国がお金を借りる必要があるんですか？
投資研究家
道路や橋を作ったり、学校や病院を建てたり、みんなのために色々なことをするのに、たくさんのお金が必要になるからだよ。税金だけでは足りない時、国は債券を発行して、私たちからお金を借りるんだ。
JGBとは。
投資の世界でよく使われる『JGB』という用語は、Japanese Government Bond の略語で、日本語では日本国債のことを指します。
JGB(日本国債)とは何か？
JGB(日本国債)とは、日本国政府が発行する債券のことです。国の運営に必要な資金を調達するために発行されます。私たち国民にとって身近なもので例えると、国が私たち国民からお金を借りる際の借用証書のようなものと言えるでしょう。
JGBには、個人向け国債と機関投資家向け国債の2種類が存在します。個人向け国債は、私たち一般市民でも購入できる国債です。一方、機関投資家向け国債は、銀行や保険会社といった機関投資家が購入するものを指します。
JGBの種類と特徴
JGBには、いくつかの種類があります。それぞれ発行期間や利息の支払い方が異なるため、投資する際には自分の投資スタイルやリスク許容度に合った種類を選ぶことが大切です。
主なJGBの種類としては、満期が10年の「10年物国債」、満期が5年の「5年物国債」、満期が2年の「2年物国債」などが挙げられます。これらの国債は、発行時に決められた利率で利息が支払われる「固定利付債」です。
その他にも、毎年利息が変わる「変動利付債」や、物価の上昇に応じて元本が変動する「物価連動国債」など、さまざまな種類のJGBが存在します。
JGB投資のメリット・デメリット
JGBは日本国が発行する債券であるため、他の金融商品と比べて非常に安全性が高い点がメリットとして挙げられます。日本国が破綻しない限り、元本と利息が保証されます。また、発行市場においては比較的低リスクであることも魅力の一つです。一方で、メリットだけではありません。JGBは株式投資などと比較してリターンが低い傾向があります。また、金利の変動によっては、債券価格が下落するリスクも孕んでいます。投資する際は、これらのメリット・デメリットを踏まえ、ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて判断する必要があります。
JGBの購入方法
JGBを購入するには、大きく分けて2つの方法があります。証券会社を通じて購入する方法と、銀行や郵便局などの金融機関で購入する方法です。
証券会社で購入する場合は、証券会社の口座を開設し、その口座を通じて購入します。証券会社によって、購入できるJGBの種類や手数料などが異なりますので、事前に比較検討する必要があります。
銀行や郵便局で購入する場合は、窓口で申し込みます。ただし、銀行や郵便局で購入できるJGBは、証券会社で購入できるものよりも種類が限られている場合があります。また、手数料も証券会社よりも高めに設定されている場合がありますので、注意が必要です。
JGB投資の注意点
JGBは比較的安全性の高い投資先として知られていますが、投資にはリスクがつきものです。JGB投資をする際の注意点をいくつかご紹介します。
まず金利変動リスクです。JGBは債券の一種なので、市場の金利が上昇すると、既に発行されている債券の価格は下落します。逆に金利が低下すると価格は上昇します。そのため、保有期間中に金利が上昇すると、売却時に元本割れを起こす可能性があります。
次にインフレリスクです。インフレとは物価が上昇することですが、インフレになると相対的にJGBの価値は目減りします。これは、JGBから得られる利子収入では、物価上昇に追いつかない可能性があるためです。
JGBは発行体である日本政府が破綻しない限り元本と利息が保証されていると考えられていますが、これらのリスクを理解した上で、投資する必要があります。