「ザラ場」って?投資初心者向けに解説
投資をしたい
先生、「ザラ場」ってどういう意味ですか? ニュースでよく聞くんですけど、よく分からなくて。
投資研究家
良い質問だね!「ザラ場」は、株式市場が開いている時間帯で、取引が始まってから終わるまでの間のことだよ。分かりやすく言うと、お店が開いている時間みたいなものかな。
投資をしたい
お店が開いている時間帯…つまり、お店が開いている間は、いつでも株を売ったり買ったりできるってことですか?
投資研究家
その通り!「寄り付き」という始業時間から、「引け」という終了時間まで、常に株の取引ができる時間帯を「ザラ場」って言うんだ。ニュースでは、この「ザラ場」の間の株価の動きについて報道されることが多いんだよ。
ザラ場とは。
「ザラ場」とは、投資の世界で使われる用語で、市場が開いている時間帯を指します。具体的には、取引が始まる「寄り付き」から、取引が終わる「引け」までの時間を指し、この間に行われる取引方法や取引時間のことです。
株式投資における「ザラ場」とは?
「ザラ場」とは、株式市場が開いている時間帯のこと。平日は午前9時から11時30分までを「前場」、12時30分から午後3時までを「後場」と呼び、合わせてザラ場と呼びます。たとえば、「ザラ場中は忙しくて株価をチェックできない」という風に使われます。
株式投資では、このザラ場時間帯に株の売買が行われます。つまり、私たち個人投資家が株の売買注文を出せるのは、このザラ場の間だけということになります。ちなみに、土日・祝日や年末年始はお休みです。
「寄り付き」と「引け」を押さえよう
株式投資をする上で、取引時間中に株価が変動する時間帯のことを「ザラ場」と呼びます。そして、このザラ場には、1日の始まりと終わりを告げる重要なタイミングが存在します。それが「寄り付き」と「引け」です。
「寄り付き」とは、その日の最初の取引が成立するタイミングのことです。東京証券取引所の場合、午前9時に寄り付き、そこから取引が開始されます。寄り付きの株価は、前日の取引終了後の注文状況や、その日の経済ニュース、企業の業績発表などの影響を受けて決定されます。
一方、「引け」はザラ場の最後の取引が成立するタイミングを指します。東京証券取引所では、午後3時に引けとなり、その日の取引は終了となります。引け値は、その日の最後の取引価格となり、翌日の寄り付き値に影響を与えることもあります。
投資初心者の方は、まずこの「寄り付き」と「引け」を押さえ、ザラ場における株価の動き方の基本を理解するようにしましょう。
ザラ場の値動きの特徴
ザラ場は取引時間中であるがゆえに、様々な要因によって株価が変動します。 経済指標の発表や企業の決算発表といった重大なニュースはもちろんのこと、投資家の心理や市場の雰囲気によっても価格は上下します。
例えば、好調な経済指標が発表されると、投資家の間で景気拡大への期待が高まり、株価が上昇することがあります。逆に、悪いニュースが飛び込んできたり、市場全体が不安定な状態になると、売りが先行して株価が下落することもあります。
このように、ザラ場の値動きは予測が難しく、変動も激しいという特徴があります。そのため、常に最新の情報を確認し、冷静な判断を下すことが重要になります。
ザラ場での注文方法
いざ、株取引!と意気込んでも、「指値?成行?一体何が違うの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ザラ場での注文方法は、大きく分けて「指値注文」と「成行注文」の2種類があります。
「指値注文」は、自分で売買したい価格を指定する方法です。例えば、A社の株を1株1,000円で買いたい場合、指値を1,000円に設定します。この価格は、必ずしも約定するとは限らない点に注意が必要です。
一方、「成行注文」は、価格を指定せずに、注文を出した時点の市場価格で売買する方法です。すぐに約定しやすいというメリットがありますが、価格が変動するリスクもあります。
どちらの注文方法にもメリット・デメリットがありますので、ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、使い分けることが大切です。
初心者は「ザラ場」をどう活用する?
「ザラ場」は、株価の動きをリアルタイムで確認できるため、初心者が投資をより深く理解する上で絶好の機会です。
具体的には、以下の3つのポイントに注目してみましょう。
1. -実際に取引されている様子を観察する- ザラ場では、株価が刻一刻と変動する様子を目の当たりにすることができます。この値動きを通して、市場の動向や投資家の心理を体感的に理解することができます。
2. -ニュースや経済指標と株価の動きを関連付ける- ザラ場では、ニュースや経済指標が発表されると、その情報に反応して株価が大きく動くことがあります。リアルタイムで情報と株価の動きをチェックすることで、市場の反応を分析する力を養うことができます。
3. -デモトレードで取引を体験する-証券会社によっては、仮想資金を使って実際の取引と同じように売買体験ができるデモトレードを提供しています。ザラ場の時間帯にデモトレードを活用すれば、より実践的な取引の練習をすることができます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ザラ場での経験を通して、市場の感覚を掴むことは、投資初心者にとって非常に重要です。積極的に活用して、投資スキルを向上させていきましょう。