外国投信で資産運用!メリット・デメリットとリスクを解説

外国投信で資産運用!メリット・デメリットとリスクを解説

投資をしたい

先生、「外国投信」って、国内の投資信託と比べて、収益が大きい可能性がある一方で、リスクも大きいんですよね?

投資研究家

はい、その通りです。外国投信は、海外の成長を取り込める分、高いリターンを狙える可能性がありますが、その分、投資先の国の政治や経済の影響を受けやすく、リスクも大きくなる可能性があります。

投資をしたい

具体的に、どんなリスクがあるんですか?

投資研究家

例えば、投資先の国の経済が不安定になると、投資信託の価値が下がり、損失が出る可能性があります。また、為替の変動リスクもあります。円安になると円換算した時の利益は増えますが、円高になると逆に目減りする可能性があります。

外国投信とは。

「外国投信」とは、海外の会社が海外の法律に従って設定・運用する、外貨建ての投資信託のことです。外国投信は、日本の投資信託よりも高い運用成績を目指すことが多いですが、その分リスクも高くなります。また、円安になると為替差益が期待できますが、円高になると為替差損が発生するリスクもあります。

外国投信とは?仕組みをわかりやすく解説

外国投信とは?仕組みをわかりやすく解説

外国投信とは、海外の株式や債券などに投資を行う投資信託のことです。投資信託は、多くの投資家から集めたお金をひとつの大きな資金として、専門家であるファンドマネージャーが、投資家の代わりに株式や債券などを売買し運用を行います。そして、得られた利益が投資家に分配金として支払われる仕組みになっています。

外国投信の場合、投資対象が海外の資産になります。例えば、アメリカの株式市場全体に投資する外国投信や、アジアの新興国の成長企業に投資する外国投信など、様々な種類があります。

国内の資産だけでなく、海外の資産にも投資することで、国際的な分散投資が可能となり、リスクを軽減しながら収益の拡大を目指せる点が魅力です。

高い利回りが魅力!外国投信のメリット

高い利回りが魅力!外国投信のメリット

外国投信の魅力は、国内投信と比べて高い利回りが期待できる点にあります。新興国の成長力を取り込んだり、資源価格の上昇による恩恵を受けやすいなど、投資対象の幅が広がることで、大きなリターンを狙うことが可能です。また、円安時に円換算したリターンが増えるというメリットもあります。ただし、為替変動リスクがあることは理解しておく必要があります。

投資前に知っておきたい!外国投信のリスク

投資前に知っておきたい!外国投信のリスク

外国投信は、海外の成長を取り込む魅力的な投資先ですが、投資する前に必ず理解しておかなければならないリスクが存在します。

まず、為替リスクは外国投信特有のリスクです。これは、投資対象国の通貨の価値が変動することで、円ベースの投資収益が影響を受けることを指します。例えば、円高になると、外貨建ての資産価値は目減りしてしまいます。

次に、国または地域特有のリスクも考慮しなければなりません。新興国などでは、政治・経済状況が不安定な場合があり、その影響を受けやすいです。また、カントリーリスクと呼ばれる、投資対象国の政治、経済、社会情勢の変化によって損失が出るリスクも存在します。

さらに、一般的な投資信託と同様に、価格変動リスクも忘れてはなりません。これは、投資対象の市場価格の変動によって、投資元本を割り込み、損失が出る可能性があることを意味します。

これらのリスクを踏まえ、自分自身の投資経験やリスク許容度を考慮した上で、外国投信への投資を行うようにしましょう。

為替変動の影響は?円高・円安でどうなる?

為替変動の影響は?円高・円安でどうなる?

外国投信に投資する際、為替変動は避けて通れない要素です。投資におけるリターンは、投資対象の値動きだけでなく、為替の変動によっても影響を受けます。ここでは、円高・円安が外国投信に与える影響について解説します。

円高の場合、海外資産の価値が円建てで目減りするため、外国投信の基準価額は下落する傾向にあります。例えば、1ドル100円の時に購入した米国株式が、1ドル90円になったとします。株式自体は価格が変わらなくても、円換算すると価値が10%減少することになります。

一方、円安の場合、海外資産の価値が円建てで割高になるため、外国投信の基準価額は上昇する傾向にあります。上記の例で言えば、1ドル110円になれば、株式自体は価格が変わらなくても、円換算すると価値が10%増加することになります。

このように為替変動は、外国投信のリターンに大きな影響を与える可能性があります。特に、為替変動が激しい局面では、短期間で大きな利益または損失が発生する可能性もあるため注意が必要です。とはいえ、長期的な投資においては、為替の影響は小さくなる傾向にあります。

為替変動の影響を理解した上で、自身の投資目標やリスク許容度に合わせた投資判断を行うようにしましょう。

外国投信を選ぶ上でのポイント

外国投信を選ぶ上でのポイント

いざ外国投信に投資してみようと思っても、その種類は非常に多く、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。投資初心者であればなおさらのことでしょう。そこで、外国投信選びで失敗しないために、押さえておくべき重要なポイントを解説して行きます。

まず、投資対象とする国や地域、通貨、そしてテーマを決めましょう。新興国の成長に期待するのか、先進国の安定性を求めるのか、あるいは特定の分野、例えばテクノロジーや環境関連に特化した投資を行うのかなど、自身の投資目標やリスク許容度に合った選択が大切です。

次に、運用会社やファンドマネージャーの実績をチェックしましょう。過去の実績は将来の成功を保証するものではありませんが、運用機関の力量を見極める一つの目安となります。運用成績だけでなく、運用プロセスや投資哲学なども確認することで、より深く理解することができます。

そして、忘れてはならないのが手数料です。外国投信は国内投信に比べて、購入時手数料や信託報酬などの手数料が高めに設定されている場合が多いです。これらの手数料は運用成績に直接影響するため、事前にしっかりと確認し、比較検討するようにしましょう。

最後に、投資する前に、必ず投資信託説明書(目論見書)をよく読み込みましょう。目論見書には、投資対象、運用方針、リスクなどが詳しく記載されています。これらの情報を理解した上で、自身のリスク許容度と投資目標に合致しているかどうかを最終的に判断することが重要です。

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