インターバンク用語「ギブン」を解説!
投資をしたい
先生、「ギブン」って投資の用語で聞いたんですけど、どういう意味ですか?
投資研究家
良い質問だね。「ギブン」はインターバンク市場で使われる用語で、「売った」という意味だよ。例えば、ドル/円の取引で「ドルギブン」と言ったら、「ドルを売った」という意味になるんだ。
投資をしたい
へえー。じゃあ、「買った」場合は別の言い方をするんですか?
投資研究家
そうだよ。「買った」場合は「マイン」と言う。「ギブン」や「ユアーズ」は「売った」、「マイン」は「買った」と覚えておこう。
ギブンとは。
「ギブン」は、銀行間取引で使われる投資用語の一つです。例えば、ドル/円の取引において、「ギブン」はドルを「売った」ことを意味します。「ユアーズ」も同じ意味で使われます。反対に、ドルを「買った」場合は「マイン」と表現します。
インターバンク市場における独特な用語
金融市場において、特に専門性の高いインターバンク市場では、独特な用語が使われることがあります。銀行間取引を円滑に進めるために用いられるこれらの専門用語は、市場参加者以外にはあまり知られていません。今回は、数あるインターバンク用語の中でも、「ギブン」という用語に焦点を当て、その意味や使い方、注意点などを詳しく解説していきます。「ギブン」とは、銀行間取引において、資金の出し手側が提示する金利のことを指します。銀行は日々、資金の過不足を調整するためにインターバンク市場で取引を行っており、「ギブン」は資金の調達コストを決定する重要な要素となります。
「ギブン」の意味とは?
インターバンク市場で取引を行うトレーダーたちが、日々の売買情報を電話でやり取りする際によく使われるのが「ギブン」という言葉です。では、この「ギブン」とは一体どのような意味を持つのでしょうか?
「ギブン」とは、簡単に言うと「買い気配」を意味する言葉です。例えば「ドル円、1ドル140円ギブン」という場合、「現在、1ドル140円でドルを買いたいという注文が出ている」ということを表しています。しかし、これはあくまで「買い注文が出されている」という事実を示しているだけであり、「140円で必ず売れる」ということを保証するものではありません。
インターバンク市場では、この「ギブン」に対して、売りの意思を示す「ビッド」という言葉も使われます。トレーダーたちはこれらの専門用語を用いることで、市場の動向を素早く的確に把握し、取引を行っているのです。
「ギブン」「ユアーズ」「マイン」の関係性
インターバンク市場では、銀行同士がお互いを特定の名称で呼び合います。銀行から電話がかかってきた時、「どちら様でしょうか?」と尋ねる代わりに、「ユアーズ」や「マイン」といった用語を用いるのです。
「ギブン」は、電話をかけてきた銀行を指す言葉です。相手が名乗る前に、先方がどこの銀行なのかを尋ねたい時に「ギブン、プリーズ」のように使います。電話を受けた側は「○○銀行です」のように答えます。
これらの用語は、迅速かつ円滑な取引を行うために欠かせない、インターバンク市場特有のコミュニケーションツールと言えるでしょう。
具体的な取引例で理解を深める
では、実際にどのような場面で「ギブン」が使われるのか、具体的な取引例を見てみましょう。銀行Aと銀行Bの間で行われる円ドル取引を想定します。銀行Aが銀行Bに対して「ドル円、140円、10億円、ギブン」と提示したとします。これは、「銀行Aは銀行Bに対して、1ドル140円のレートで、10億円分のドルを売却することを保証する」という意味になります。銀行Bは、この提示に対して、了承するか拒否するかを決定します。銀行Bが了承した場合、その時点で取引が成立し、銀行Aは銀行Bに10億円分のドルを売却することになります。このように、「ギブン」は提示された価格で取引が成立することを保証する重要な用語です。インターバンク取引では、瞬時に大きな金額が動くため、このような明確なルールが設定されているのです。
「ギブン」を使いこなしてスムーズな取引を
インターバンク市場での電話取引において、「ギブン」は頻繁に飛び交う専門用語の一つです。これは、「Bid Given」「オファーに対して買い注文が出た」の略語であり、買い手側が提示された価格で売買が成立したことを示します。
例えば、A銀行がドル円の取引で1ドル=140円で売りたいと提示し、B銀行がその価格で購入を決めた場合、「ギブン・アット・140」といった具合に用いられます。
「ギブン」は単なる専門用語ではなく、市場参加者間の迅速かつ正確な情報伝達を支える重要な役割を担っています。瞬時に売買が成立したことを伝えることで、取引の遅延を防ぎ、市場の流動性を維持することに繋がります。
インターバンク市場で働くなら「ギブン」は必須の用語と言えるでしょう。積極的に「ギブン」を使いこなすことで、スムーズな取引を実現できるはずです。