投資の基本!約定価格とは?
投資をしたい
先生、「約定価格」ってどういう意味ですか? ニュースで「株の約定価格が…」ってやってたんですけど、よく分からなくて。
投資研究家
なるほど。「約定価格」は簡単に言うと「実際に売買が成立した値段」のことだよ。例えば、君が1個100円のリンゴを5個買うとすると、リンゴ5個の約定価格は500円になるんだ。
投資をしたい
あ! なるほど! つまり、ニュースで言ってたのは「株がいくらで売買されたか」ってことですね!
投資研究家
その通り! 株や債券などの金融商品が、実際にいくらで取引されたかを示す重要な価格なんだよ。
約定価格とは。
投資の世界では、「約定価格」とは、売買が成立した時の価格のことを指します。英語では「contract price」または「CP (コントラクト・プライス)」と言います。
約定価格とは何か?
投資を始めると必ず耳にする「約定価格」。これは、売買注文を出してから実際に取引が成立した時の価格のことです。例えば、株を1株1,000円で「買い」注文を出したとします。しかし、市場では常に株の価格は変動しており、必ずしも1,000円で買えるとは限りません。実際に取引が成立したのが1,005円だった場合、この1,005円が約定価格となります。
約定価格が決まる仕組み
「約定価格」って聞いたことはあるけれど、実際にどんな価格なのか、どうやって決まるのか、イマイチよくわからない方もいるかもしれません。ここでは、投資初心者の方にも分かりやすく解説していきますね!
株式投資では、自分が「この価格で買いたい!」「この価格で売りたい!」と思った価格で必ず取引できるとは限りません。
注文を出したタイミングや、市場全体の状況によって、実際に成立する価格=約定価格は変動するからです。
例えば、A社の株を1株1,000円で「買い」注文を出したとします。しかし、買い注文よりも売り注文の価格の方が低い場合、希望する価格では約定しません。
この時、自分の出した買い注文価格よりも低い価格の売り注文があると、低い方の価格で約定します。逆に、買い注文よりも売り注文の価格の方が高い場合は、自分の出した注文価格がそのまま約定価格となるのです。
約定価格と市場価格の違い
投資を行う際、「市場価格」と「約定価格」は異なる場合があります。 「市場価格」は、リアルタイムで変動するその時点での取引価格を指します。 一方、「約定価格」は、実際に注文が成立した時の価格のことです。
市場価格は常に変動しているため、注文を出したタイミングと注文が約定するタイミングには時間差が生じることがあります。 特に、価格変動の激しい銘柄や、取引量の少ない銘柄の場合には、この時間差によって、 注文時と約定時で価格差が生じやすくなります。
例えば、1株1,000円の市場価格でA社の株を買う注文を出したとします。 しかし、取引が成立した時点では市場価格が1,010円になっていた場合、 約定価格は1,010円となります。 つまり、市場価格よりも10円高い価格で約定したことになります。
このように、約定価格は市場価格の動きに影響を受けるため、 投資家は常に最新の市場価格を把握しておくことが重要です。 また、成行注文ではなく、指値注文を利用することで、 ある程度の価格変動リスクを回避することも可能です。
約定価格が投資に与える影響
約定価格は、投資の結果に直接影響を与える重要な要素です。 例えば、株を1株1,000円で買った場合、約定価格は1,000円となります。この価格が、その後1,200円に上がれば200円の利益、逆に900円に下がれば100円の損失となります。
約定価格が有利であればあるほど、その後の利益獲得の可能性は高まりますし、逆に不利であればあるほど、損失を被るリスクも高まります。 つまり、投資においては約定価格をいかに有利な水準で決定するかが、成功への鍵を握るとも言えるでしょう。
約定価格に関する注意点
実際に取引を行う際には、約定価格に関する注意点をいくつか把握しておく必要があります。まず、約定価格は常に変動するということを意識しましょう。特に、市場が開いている時間帯は、注文を出してから約定するまでの間に価格が上下することがあります。そのため、希望する価格で約定できない場合もあることを理解しておくことが大切です。
また、「約定条件」にも注意が必要です。例えば、「指値注文」の場合、指定した価格に達しなければ約定しませんし、「成行注文」の場合、価格は指定できません。
さらに、株式投資では、約定価格に加えて手数料や税金が発生します。これらのコストも考慮に入れて、投資計画を立てるようにしましょう。