投資初心者必見！「一般信用銘柄」とは？

投資初心者必見！「一般信用銘柄」とは？

「一般信用銘柄」ってどんな銘柄？

「一般信用銘柄」とは、証券会社が顧客に貸し出し可能な株式のことを指します。
具体的には、証券会社が保有している株式のうち、一定の条件を満たした銘柄が「一般信用銘柄」として選定されます。投資家は、この「一般信用銘柄」を利用することで、実際に株式を購入するよりも少ない資金で株式投資を行うことが可能になります。

信用取引との関係は？

「一般信用取引」とは、証券会社が独自に資金を貸し出して行う信用取引の一種です。証券会社が独自に選定した銘柄を、その会社の資金で借りて売買できるというものです。

信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類が存在します。制度信用取引は、証券取引所が定めたルールに基づいて行われる取引のことです。一方、一般信用取引は、証券会社が独自に設定したルールに基づいて行われる点が異なります。

一般信用取引では、証券会社が貸付け可能な数量や金利、貸付け期間などを自由に設定できるため、制度信用取引よりも柔軟な取引が可能です。

メリット・デメリットを解説

「一般信用取引」を利用する際に選べる銘柄を「一般信用銘柄」と言います。この銘柄は、証券会社が独自に選定しており、一般的に財務状況が良好で、株価の変動が比較的穏やかな銘柄が多いです。では、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか？

メリットとしては、主に2つ挙げられます。1つ目は、売買手数料が低い点です。一般信用取引は、証券会社が独自に貸株を行っているため、手数料を抑えることが可能となります。2つ目は、配当金を受け取ることができる点です。一般信用取引で購入した株式は、権利確定日までに保有していれば、配当金を受け取る権利が発生します。

一方、デメリットも存在します。それは、証券会社が独自に選定した銘柄しか取引できないという点です。つまり、投資したい銘柄が一般信用銘柄に選定されていない場合、取引することができません。

一般信用銘柄は、手数料の安さや配当金収入など、多くのメリットがある一方で、銘柄が限られるというデメリットも存在します。投資を行う際は、これらのメリット・デメリットを踏まえ、自身に合った投資方法かどうかを判断することが重要です。

一般信用銘柄の見つけ方

実際に一般信用取引を始めようにも、どの銘柄が対象なのか分かりにくいですよね。そこで、一般信用銘柄の見つけ方について解説していきます。

主に以下の2つの方法で探すことができます。

1. -証券会社のホームページで確認する-
多くの証券会社では、ホームページ上で一般信用取引の対象銘柄リストを公開しています。
銘柄検索機能を使って、個別に確認できる場合もあります。

2. -証券会社の取引ツールを利用する-
取引ツール上でも、一般信用取引が可能な銘柄にはマークが表示されていることが多いです。
条件を絞り込んで検索できる機能もあるため、効率的に探すことができます。

これらの方法を活用すれば、初心者の方でも簡単に一般信用銘柄を見つけることができるでしょう。

投資戦略への活用方法

一般信用銘柄は、信用取引における戦略的な投資に活用することができます。例えば、中長期的な値上がりが見込める銘柄を一般信用取引で購入する場合、低金利で資金を借り入れることで、自己資金以上の株を購入することができます。また、配当利回りに着目し、配当収入を狙いながら中長期的に保有する戦略も有効です。

さらに、一般信用取引では、つなぎ売りと呼ばれるテクニックも利用できます。つなぎ売りとは、現物株の保有中に一時的な下落が予想される場合、信用取引で同じ銘柄を売建てておく方法です。こうすることで、現物株の下落による損失を、売建ての利益でカバーすることができます。

ただし、信用取引はレバレッジをかけるため、リスクも高くなります。投資する際には、自身の投資経験やリスク許容度を十分に考慮し、無理のない範囲で行うようにしましょう。